ハイレックスが21年10月期業績予想を下方修正、自社株買いも発表
ハイレックスコーポレーション<7279>が3日の取引終了後、21年10月期の連結業績予想について、売上高を2236億円から2217億円(前期比13.2%増)へ、営業利益を56億円から35億円(前期9億5200万円の赤字)へ、純利益を70億円から61億円(同35億1300万円の赤字)へ下方修正した。
世界的な半導体不足による自動車メーカー減産の影響が想定を上回ったことが要因。また、これに伴う操業度の低下や、世界的な鋼材・非鉄金属及び樹脂材コストの高騰、コンテナ不足・船便遅れ対応で輸送コストの増加なども響く見通し。あわせて発表した第3四半期累計(20年11月~21年7月)決算が、売上高1690億9600万円(前年同期比20.1%増)、営業損益32億8500万円の黒字(前年同期13億円400万円の赤字)、最終損益77億400万円の黒字(同29億4900万円の赤字)だった。
同時に、上限を40万株(発行済み株数の1.1%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は9月6日から12月30日までで、経営環境の変化に対応できる機動的な資本政策の遂行及び株主への利益還元が目的という。