10万円以下で買える、今期最高益&低PBR 14社 【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2021年9月3日 19時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では651社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期経常最高益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に注目してみた。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期の経常利益が過去最高を見込む、(3)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる14社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは3日現在)

なお、5日(日)16時に「10万円以下で買える、今期最高益&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資  ┌ 経常利益 ┐  実績

コード 銘柄名      金額  増益率   今期   PBR

<9274> 国際紙パルプ   36300   黒転   5000  0.58

<7987> ナカバヤシ    59200   2.5   3100  0.59

<3861> 王子HD     59900   44.5  120000  0.76

<4220> リケンテクノ   60000   15.0   6500  0.69

<8095> アステナHD   61200   37.2   2700  0.96

<3865> 北越コーポ    63400   105  20000  0.52

<5121> 藤コンポ     71600   92.7   3000  0.63

<1824> 前田建      82900   0.7  46000  0.60

<4963> 星光PMC    86000   16.2   3100  0.93

<6848> 東亜DKK    86200   8.0   2060  0.95

<9997> ベルーナ     86200   7.9  18200  0.73

<1879> 新日本建     88400   6.2  14800  0.63

<3941> レンゴー     91600   1.9  44000  0.69

<9078> エスライン    92100   12.3   1830  0.40

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が%、PBRが倍。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

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