米国株見通し:上げ渋りか、根強い引き締め観測で

市況
2021年9月10日 13時12分

(13時10分現在)

S&P500先物      4,501.00(+8.75)

ナスダック100先物  15,581.25(+22.50)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は100ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

9日の取引で主要3指数は軟調。ナスダックは続落、ダウは場中のプラスを維持できずに4日連続でマイナスを記録し、約1カ月ぶりに35000ドルを割り込んだ。この日発表された新規失業保険申請件数は減少し、雇用情勢の改善を好感した買いが先行。ただ、新型コロナウィルス感染が警戒されるなか、全般的に減速懸念が広がり景気敏感株への売りが優勢に。なお、好調な国債入札で金利安に振れ、ハイテク株などへの買いが強まる場面もあった。

本日は底堅い値動きか。前日まで売りが続いたため、調整は一服する見通し。9日に急落した香港ハンセン指数の反発を含め、アジア株高によりリスク回避のムードは後退しよう。また、長期金利が低水準で推移すれば、株買いを後押し。ただ、今晩発表の生産者物価指数は前年比で高水準が続くとみられ、インフレ高進が意識されやすい。また、タカ派とみられるメスター・クリーブランド連銀総裁の発言が引き締め観測につながれば、指数の上昇は小幅にとどまろう。

《TY》

提供:フィスコ

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