東京株式(前引け)=反落、米株安受け利益確定売りも底堅い

市況
2021年9月13日 11時45分

13日前引けの日経平均株価は前営業日比89円00銭安の3万292円84銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億7319万株、売買代金概算は1兆4609億円。値上がり銘柄数は963、対して値下がり銘柄数は1102、変わらずは122銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前週末の米株安を受けて買い手控えムードとなった。朝方は売り買いを交錯させていたが、次第に売りに押される展開となり、日経平均は一時150円あまり下押す場面もあった。ただ、その後は押し目買いで下げ渋る展開となっている。半導体関連の一角などに買いが入り全体相場を支える格好となった。今週は米国で重要経済指標の発表が相次ぐことから、これを見極めたいとの思惑もあるようだ。一方、ワクチンの普及が進み、国内の新型コロナウイルス感染者数の増加がピークアウトしていることは買い安心感につながっている。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、トヨタ自動車<7203>も売りに押される展開に。日本郵船<9101>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>が下落、エイチ・アイ・エス<9603>も安い。東京機械製作所<6335>はストップ安に売られた。半面、東京エレクトロン<8035>が上値追い継続、キーエンス<6861>も値を上げた。ルネサスエレクトロニクス<6723>も堅調。三井ハイテック<6966>が商いを伴い値上がり率トップに買われ、大真空<6962>も値を飛ばした。フリービット<3843>も大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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