鳥貴族HDが急反発、21年7月期決算発表受けアク抜け感も
鳥貴族ホールディングス<3193>が急反発で年初来高値を更新。前週末10日の取引終了後、21年7月期決算を発表し、売上高は155億9000万円(前の期275億3900万円)、営業損益は46億6200万円の赤字(同9億8300万円の黒字)となった。決算発表によりアク抜け感が強まったとみられ、買いに勢いがついている。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に基づく営業時間短縮や酒類提供の自粛要請が継続したことが響き、連結決算移行により単純比較はできないものの前の期と比べ大幅な減収・営業赤字を余儀なくされた。感染拡大防止協力金や雇用調整助成金を営業外収益に計上したことから、最終損益は4億6600万円の赤字(同7億6300万円の赤字)となり、直近5~7月期では黒字に浮上した。
なお今後の見通しについては、現時点での適正かつ合理的な業績予想を算定することは困難とし、22年7月期の連結業績予想は「未定」とした。