<動意株・14日>(大引け)=ヘッドウォ、ユナイテッド、アークランドなど

材料
2021年9月14日 15時05分

ヘッドウォータース<4011>=急動意、底入れ反騰態勢。ここ企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資の拡大が進んでいるが、更にその一歩先に踏み込んだ人工知能(AI)の活用や研究開発も進んでいる。そのなか、同社はAIのシステム開発を通して企業の経営課題を解決するAIソリューション事業を行っており時流に乗る。昨年9月にマザーズに新規上場した銘柄で株価は2月に2万3280円の高値をつけた後一貫して下値模索の展開を強いられ、今期業績の下方修正もあって8月17日には5110円の安値をつけた。しかし、目先売りが出尽くしリバウンドを見込んだ買いが流入している。政府主導で推進が見込まれているスーパーシティー構想をにらみエッジAIやクラウド、スマートストアなど関連サービスのラインアップ拡充に力を入れている。

ユナイテッド<2497>=7日続伸し年初来高値を更新。午後0時30分ごろ、連結子会社キラメックスが運営するオンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」の「エンジニア転職保証コース」が、経済産業大臣認定の第4次産業革命スキル習得講座、厚生労働省指定の教育訓練給付制度の対象講座として認定されたと発表しており、これが好材料視されている。「エンジニア転職保証コース」は、前職不問・プログラミング未経験の初心者でも、16週間で東京のIT企業へエンジニアとして転職を目指すことのできるコースで、現役エンジニアとキャリアカウンセラーが学習から転職までサポートする。今回の認定により、諸条件を満たすことで受講料の最大70%が助成されるとしている。

アークランドサカモト<9842>=3日続伸。13日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、営業利益を205億円から223億円へ、純利益を172億円から195億円へ上方修正したことが好感されている。売上高は3650億円の従来見通しを据え置いたものの、上期において販管費が計画を下回ったことや、営業外収益に雇用調整助成金及び時短協力金を助成金収入として計上したことなどが要因としている。

タンゴヤ<7126>=物色人気加速。8月24日にジャスダック市場に新規上場した直近IPO銘柄でメンズやレディースのオーダースーツ販売などを手掛けている。公開価格は1600円で初値は公開価格を上回ったが、その後は売りに押され、8月27日には1360円の安値まで沈む場面があった。前週から戻り足を示していたが、きょうは一気に上放れる形に。同社は13日取引終了後、21年7月期決算を発表しており、売上高は前の期比8%減の83億2600万円と減収ながら、営業利益は同60%増の3億900万円と大幅な伸びを達成した。更に22年7月期は売上高が91億6400万円、営業利益は4億1100万円と大幅増収増益を見込んでおり、これをポジティブ視する買いが集中した。

ビジョナル<4194>=急速切り返し。同社はクラウド活用の人材サービス「ビズリーチ」などを展開し、需要開拓が進み好調な業績が続いている。13日取引終了後に発表した21年7月期決算は売上高が前の期比11%増と2ケタ増収を達成、営業利益も同8%増の23億6800万円と成長を確保した。更に、続く22年7月期は売上高が前期比31%増の377億円と急拡大を予想、先行投資コストをこなして営業利益も同13%増の26億7000万円と2ケタの伸びを見込んでいる。これを好感する買いを呼び込む形となった。

フィット<1436>=ストップ高。同社は投資家向けコンパクト太陽光発電設備の販売を主力としている。政府主導で再生エネルギー市場に関心が高まるなか、需要は旺盛で足もとの業績は大幅な伸びを示している。13日取引終了後に発表した21年5~7月期の営業利益は1億6700万円(前年同期実績は単独ベースで5700万円)と急拡大した。22年4月期通期見通しの3億円に対する進捗率も第1四半期時点で56%に達していることから、通期見通しの上方修正期待も膨らんでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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