株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は14.57倍に上昇、NTショートの巻き戻しが改めて意識される
日経225先物は11時30分時点、前日比70円安の3万0330円(-0.23%)前後で推移。米国株安の影響から利食い先行ながら、寄り付きは3万0250円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0135円)を上回って始まった。その後もじりじりと下落幅を広げる展開となり、一時3万0160円まで売られる場面がみられた。ただし、前引けにかけてはショートカバーの動きから3万0370円と前日比30円安水準まで下落幅を縮めている。
指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>が一時6%を超える下落で指数の重荷となり、日経225先物でショートを仕掛ける動きにつながったもようだ。ただし、ソフトバンクグループが25日移動平均線を支持線に下げ幅を縮めたほか、エムスリー<2413>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などが強い値動きをみせており、前引けにかけてショートカバーの動きとなったようだ。
NT倍率は14.57倍に上昇し、上値抵抗線として機能している75日線を捉えており、NTショートの巻き戻しが改めて意識されよう。
株探ニュース