話題株ピックアップ【夕刊】(3):うるる、HMT、リスモン
■うるる <3979> 4,440円 +265 円 (+6.4%) 本日終値
うるる<3979>が大幅続伸。15日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。1株当たりの投資金額を引き下げ、株式の流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は10月1日。
■HMT <6090> 856円 +44 円 (+5.4%) 本日終値
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090>が反発。15日の取引終了後、シンガポールのバイオ企業MiRXES(ミレックサス)と業務提携し、ミレックサスのマイクロRNA解析受託サービスに関する日本国内での独占販売契約を締結したと発表。これとともに、研究用試薬の非独占的販売も開始する。今回の提携により、顧客により多くの解析受託サービスを提供し、バイオマーカー探索に係る研究開発を支援していく。なお会社側では、22年6月期業績への影響については軽微ではあるものの、8月に公表した業績予想に反映されているとしている。
■リスクモンスター <3768> 975円 +48 円 (+5.2%) 本日終値
リスクモンスター<3768>が3日ぶりに反発。15日の取引終了後、連結子会社のリスモン・マッスル・データがシップス(東京都新宿区)の全株式を取得し子会社化すると発表。シップスは大手生命保険会社や損害保険会社を主要取引先とするBPO事業者で、高度なセキュリティ管理体制に強みを持つ。今回の買収を通じて、コロナ禍におけるテレワークの普及を背景に高まる紙媒体のデータ化や業務アウトソーシング需要を取り込み、グループの成長を一段と加速を目指す方針だ。
■ビイングHD <9145> 1,651円 +76 円 (+4.8%) 本日終値
ビーイングホールディングス<9145>は大幅高で7日続伸。15日の取引終了後、21年12月期の連結経常利益を従来予想の8億2000万円から10億円(前期比25.8%増)へ上方修正すると発表。従来の3期連続での過去最高益予想を更に上乗せする形となり、これが好感された。既存業務が順調に拡大していることに加え、前期稼働の4センターが通年計上となることが要因。また、自社開発システムの活用による作業効率の改善や自社雇用への切り替えを継続したことなどで営業原価が圧縮されることも上振れに貢献する。併せて、期末一括配当を従来計画の20円から23円(前期は20円)に増額修正したことも好材料視されている。
■パピレス <3641> 1,490円 +46 円 (+3.2%) 本日終値
パピレス<3641>は大幅反発。15日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表。上限を25万株(発行済み株数の2.53%)、または5億円としており、取得期間は21年9月16日から22年2月10日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■ディーブイエックス <3079> 1,173円 +24 円 (+2.1%) 本日終値
ディーブイエックス<3079>が高い。同社は循環器分野に特化した医療機器販売を手掛け、足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。15日取引終了後、22年3月期中間期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の2億9200万円から4億7500万円(前年同期比94%増)と大幅増額しており、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。
■エコモット <3987> 674円 +9 円 (+1.4%) 本日終値
エコモット<3987>が一時急伸。きょう午後1時ごろ、3月から提供を開始した新型コロナワクチン保管用フリーザー対応型IoT無停電電源装置(UPS)について、全国の自治体で導入が進んでいることを明らかにした。この装置は、商用電源の供給が断たれた場合においても約15時間、フリーザーを継続運転させることが可能となるもの。会社側では、東京や神奈川、北海道などに続き、今月には福岡での導入も決定したとしており、順調な売れ行きを見せているという。
■インターファクトリー <4057> 1,597円 +20 円 (+1.3%) 本日終値
インターファクトリー<4057>が3日ぶりに反発。同社は15日取引終了後に、中小EC事業者向けサイト構築サービスの提供を開始すると発表。同社は大規模EC事業者向けにECサイトを構築するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」を提供しており、これまでに培ったノウハウや技術を生かして「ebisumart」とは異なるターゲット層に向けて新規事業を始めるという。なお、事業開始は22年1月17日を予定している。
■STIFHD <2932> 3,840円 -165 円 (-4.1%) 本日終値
STIフードホールディングス<2932>は軟調。同社は15日取引終了後、公募増資と売り出しを実施することを発表しており、1株当たり利益の希薄化や株式需給の悪化が警戒された。20万株の公募増資と30万株の売り出し、上限7万5000株のオーバーアロットメントの売り出し・第三者割当増資を実施する。調達金額は約10億6400万円で、新工場増設のための投融資資金などに充てる。発行済み株式数は最大で5%増える見込み。発行・売り出し価格は9月29日から10月5日までのいずれかの日に決定する。
■学情 <2301> 1,253円 -38 円 (-2.9%) 本日終値
学情<2301>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は15日、同社株のレーティングを「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は1900円から1500円に見直した。若年採用の好環境に支えられた「Re就活」を中心とする中長期的利益成長への注目は変わらないが、MSワラント発行に伴う希薄化、業界平均PERに対するディスカウントを反映すると株価上昇余地は乏しいとみている。21年10月期の連結営業利益予想は前期比34.6%増の16億円(会社予想15億7000万円)で据え置くが、22年10月期の同利益は従来予想の20億円から19億円に若干下方修正している。
●ストップ高銘柄
Birdman <7063> 1,688円 +300 円 (+21.6%) ストップ高 本日終値
グローバルウェイ <3936> 3,015円 +503 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
GAテクノ <3491> 1,169円 -400 円 (-25.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース