新日本理化は波乱相場でも異色の上昇波形成、水素関連の好業績株として人気継続
新日本理化<4406>は全体急落相場に抗して異色の上昇トレンドを継続している。9月に入ってから前日まで株価を3割以上も上昇させているが、きょうも大口の投資資金が流入して利益確定売りをこなし、一時5%を超える上昇をみせるなど気を吐いている。オレオケミカル分野を得意とする化学メーカーで界面活性剤のほか医薬中間体なども手掛けている。水素添加技術に定評があり、水素の研究拠点として京都R&Dセンターも開設。世界的に「脱炭素」に向けた動きが加速するなか、クリーンエネルギーの象徴でもある水素関連の有望株として買い人気が集まっている。足もとの業績も回復色が鮮明だ。22年3月期営業利益は前期比2.4倍の7億円を見込んでいる。