前週末1日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年10月4日 5時20分

■ニトリHD <9843>  20,780円 (-1,330円、-6.0%)

東証1部の下落率9位。ニトリホールディングス <9843> が急反落。同社は9月30日大引け後に決算を発表。22年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比2.5%減の790億円となり、通期計画の1464億円に対する進捗率は54.0%となり、5年平均の54.7%とほぼ同水準だった。

■日経レバ <1570>  15,800円 (-810円、-4.9%)

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が大幅続落。日経レバは日経平均株価に連動するETFで基本的に変動率が日経平均の2倍に設定されている。全体相場が上下にボラティリティが高まる場面では、値幅取りを狙った個人投資家などの短期資金の売り買いが活発化する傾向がある。1日は全市場を通じて売買代金もトップとなった。

■SUMCO <3436>  2,151円 (-100円、-4.4%)

SUMCO <3436> が大幅4日続落。9月30日の取引終了後、国内外で6000万株の公募による新株発行を実施すると発表しており、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが出たようだ。調達資金は約1280億円で、設備投資資金に充てる予定。発行価格は10月12日から15日までのいずれかの日に決定する。

■西武HD <9024>  1,387円 (-37円、-2.6%)

西武ホールディングス <9024> が反落。9月30日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を2200億円から1940億円(前年同期比25.2%増)へ、営業損益を30億円の黒字から50億円の赤字(前年同期306億9000万円の赤字)へ下方修正した。度重なる緊急事態宣言の発出やその長期化、東京オリンピック・パラリンピックの無観客による開催などで従来予想よりも事業環境が悪化し、都市交通・沿線事業やホテル・レジャー事業が想定を下回ったことが要因としている。

■郵船 <9101>  8,300円 (-150円、-1.8%)

日本郵船 <9101> 、商船三井 <9104> など大手海運株の下値模索が継続。株価は既に25日移動平均線を大陰線で下に抜けており、目先筋の投げを誘発した形だ。低PER、高配当利回りの象徴株として8月以降一貫して下値を切り上げてきたが、ここにきて中国景気の減速感が強まるなか、グローバル物流需要に影響が出るとの思惑から下値リスクが意識される状況となっている。9月の中間配当権利落ちとなったことも影響している。ただ、目先は短期で急速に売り込まれたことにより値ごろ感が生じており、押し目に買い向かう動きも想定される。

※1日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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