第一生命HDが逆行高、米長期金利上昇は収益面で追い風材料
第一生命ホールディングス<8750>は全体波乱相場が続くなか、逆行高で目を引く。米国株市場ではインフレ懸念を背景とする米長期金利の上昇が嫌気されているが、米国事業を手掛ける大手生保にとっては、10年債利回りや30年債利回りの上昇は運用利ザヤの拡大につながるため、収益面でプラス効果がもたらされる材料となる。そうしたなか、モルガンスタンレーMUFG証券が4日付で同社株の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げたことも観測されており、これが株価の下支え材料となっている。