住石HDが物色人気化、中国電力不足と連動する豪州石炭の価格高騰で思惑
住石ホールディングス<1514>は大口の投資マネーが流入、全般波乱相場のなかで低位材料株の強みを発揮し上値指向を鮮明としている。中国では電力不足が問題となっているが、その背景には「経済制裁を目的とした豪州からの輸入炭の削減がある」(国内証券アナリスト)といわれている。その豪州から積み出される石炭価格はここ高騰しており、石炭需給の逼迫を背景に過去最高値圏に浮上している状況。これが、豪州からの輸入炭事業を主力とする同社株を刺激する格好となった。一方、同社は人工ダイヤモンドを製造販売していることでも思惑があり、次世代2次電池の有力候補とされるダイヤモンド電池関連としての材料性も注目されている。