三菱UFJ、第一生命HDなど買われる、米長期金利がフシ目の1.5%台乗せ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>がいずれも続伸するなどメガバンクや大手生保への買いが目立つ。ここにきて米国では原油市況の高騰に加え非鉄・穀物など商品市況の上昇を背景にインフレ懸念が高まっており、米長期金利の上昇が顕著となっている。前日の米10年債利回りは終値ベースで1.52%台まで上昇、フシ目の1.5%を再び上回ってきた。これを受けて米国株市場ではゴールドマン・サックス<GS>が3%超の上昇となったほか、シティグループ<C>、JPモルガン<JPM>、バンカメ<BAC>など大手金融株が軒並み買われている。東京市場でも米国事業を展開する大手金融株は運用環境の改善思惑から買いを誘導している。