株価指数先物【引け後コメント】 波乱含みの展開、ナイトセッションでは一時2万7000円を割り込む

市況
2021年10月6日 17時45分

大阪12月限

日経225先物 27410 -330 (-1.18%)

TOPIX先物 1939.0 -4.5 (-0.23%)

日経225先物(12月限)は前日比330円安の2万7410円で取引を終了。寄り付きは2万8080円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8175円)には届かなかったものの、半導体株を中心に買われた米国市場の流れを受けて買い先行で始まった。その後、2万8210円まで上昇幅を広げたが買いは続かず、前場半ば辺りに下落に転じると、2万7460円と前日の安値水準まで下落。さらに、ランチタイムで一段と売りが強まる格好となり、一時2万7180円まで急落した。ただし、後場は比較的落ち着いた値動きをみせ、短期筋の買い戻しも入ったことで、2万7600円水準まで下げ渋る場面もあった。

週末にオプションSQを控えていることもあり、合成ポジションのヘッジ対応の動きなどから、波乱含みの展開だった。ランチタイムで300円近く下押す格好となり、後場は落ち着いた値動きとなったものの、ナイトセッションでは一時2万7000円を割り込む場面をみせている。グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が250ドル超の下落で推移しており、大幅な調整が連日続くなか結果的にはポジション解消といった動きにより、需給状況を悪化させる可能性もある。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.11倍まで低下し、約1年ぶりの水準となった。ボトムを割り込んできたことで、NTスプレッドのリバランスが一段と強まりそうであり、日経225先物に対してはショートを仕掛けてくる動きも警戒される。目先的には8月23日につけた安値2万6660円(ナイトセッションを含む)水準をターゲットとしたショートも警戒されよう。

手口面では、日経225先物はBofAが1660枚、JPモルガンが1340枚、ドイツが1240枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1840枚、野村が970枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが1500枚、クレディスイスが1440枚、ドイツが1260枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが2420枚程度の買い越しだった。

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