横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (12)トレンド継続の確認にも使えるRCIをマスターしよう

特集
2021年10月8日 13時00分

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆急騰、急落を早い段階で捉えることは可能なのか?

今回はTOPIX(東証株価指数)を例に解説していきます。株探のトップページの右カラムに「【国内】指標」の囲みがあります。この欄の上から2番目に「TOPIX」が記載されていますので、その左横の水色のチャートのアイコンをクリックしてみましょう。すると、TOPIXの「多機能チャート」のページが表示されます。チャートは上下2つの段に分かれており、通常は上段に「ローソク足」の株価チャート、下段に「出来高」の棒グラフが表示されます(図1)。

株価の上昇(もしくは下落)がまだ続くのかをチャートを使って分析するということは、足元の株価の動きがこれからも継続するのか、それとも変化するのかを確認していく作業になります。変化のタイミングを逃すと、利益確定や買いのチャンスを逃すことになりかねませんから、株価変動を敏感に反映する時間軸の短い「日足チャート」を使いましょう。

日足チャートは、1日の株価の動きを1本のローソク足で表すもので、株探では通常、この日足チャートが表示されます。このときチャートの上部にある設定項目の「期間」の欄では、「日足」のラジオボタンが選択されているのでご確認ください。

▼チャートの基本的な見方などについては、「ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (7)有望株の選別はチャートがキモ!」を参考にしてください。

▼トレンド分析等に基本については、同じく「(8)大化け期待の有望成長銘柄をチャートで探そう」をご覧ください。

日足チャートで表示される株価の期間は、デフォルトでは半年間に設定されています。短期のスイングトレードであればチャートの期間は6カ月程度でもよいのですが、もう少し長い視点でみたい場合には、日足チャートの表示期間をできれば9カ月から1年ほどに変更してください。チャートの下段にあるスライダーを動かすことで期間は変えられます。

●図1 TOPIX 多機能チャート 日足

【タイトル】

さて、ローソク足の推移をみると、TOPIXが9月に入って3月19日に付けた年初来高値の2013ポイントを超えると同時に、一気に上昇が勢いづいたことがわかりますね。後になって「少しでも早くこの急騰に気づくことができれば…」と悔しさをかみしめて、この急騰を振り返った人も多いのではないでしょうか。では、株価急騰にいち早く気づくことは可能だったのでしょうか?

次ページ:異色のオシレーター系指標であるRCI

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