10万円以下で買える、財務健全&低PER 19社【2部・新興】編 <割安株特集>

特集
2021年10月10日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証2部、新興企業では726社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる19社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは8日現在)

なお、9日(土)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PER【東証1部】編」も併せてご覧ください。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名    市場   金額   比率   PER

<2481> タウンN   JQ  41700   88.0   8.9

<2754> 東葛HD   JQ  41700   67.1   7.9

<6091> ウエスコHD 東2  44700   73.7   9.8

<6964> サンコー   東2  49900   69.7   9.2

<7551> ウェッズ   JQ  52300   63.3   8.3

<9845> パーカー   東2  55000   60.3   6.7

<3316> 東日システム JQ  56000   69.0   8.7

<7399> ナンシン   JQ  58100   70.6   6.5

<7671> AmidAH 東M  64000   80.9   9.2

<1994> 高橋ウォール JQ  67000   77.1   5.4

<5237> ノザワ    東2  68900   64.6   7.3

<5984> 兼房     東2  70500   84.5   8.9

<7841> 遠藤製作所  JQ  72600   82.9   7.5

<6239> ナガオカ   JQ  81300   61.0   8.1

<6382> トリニ工   東2  83200   69.6   8.5

<7643> ダイイチ   JQ  86800   66.2   8.3

<3435> サンコテクノ 東2  90900   75.7   7.0

<1770> 藤田エンジ  JQ  93600   62.1   7.8

<7297> カーメイト  JQ  97600   69.6   8.0

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.