話題株ピックアップ【夕刊】(3):ADプラズマ、サインポスト、JAL

注目
2021年10月14日 15時18分

■コメダホールディングス <3543>  2,107円  +9 円 (+0.4%)  本日終値

コメダホールディングス<3543>は朝安後にプラス圏に切り返す展開。13日の取引終了後、22年2月期上期(3~8月)の決算を発表。売上収益が163億8500万円(前年同期比21.6%増)、営業利益が37億9900万円(同58.0%増)と大幅な増収増益で着地しており、これを好感した買いが入ったようだ。メディア露出効果をはじめ、季節限定メニューの積極的な投入などを図ったことで客足が伸びた。なお、通期の売上収益は329億円(前期比14.2%増)、営業利益は72億5000万円(同31.6%増)の見通し。

■日本航空 <9201>  2,509円  -25 円 (-1.0%)  本日終値

日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>といった空運株が安い。足もとの原油価格の上昇が利益の悪化要因に働くとの警戒感が浮上している。13日に発表された米航空大手、デルタ・エアーラインズ<DAL>の7~9月期決算は黒字だった。ただ、同社は原油上昇による燃料価格の急騰で10~12月期は税引き前利益ベースで赤字を計上する恐れがある、と警告。これを受け、同社株が急落したほかアメリカン航空<AAL>、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>など米大手航空株が売られた。このなか、JALやANAHDも売りに押される展開となっている。

■三菱UFJ <8306>  649円  -6.4 円 (-1.0%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保が軟調な推移となっている。ここ米長期金利の先高観測が強まっていたが、前日に発表された9月の米消費者物価指数は、事前の市場予測とほぼ一致したことで過度なインフレ懸念が後退、米10年債利回りは1.5%台に低下した。これを受けて米国株市場ではJPモルガン<JPM>が2.6%安と値を下げたほか、バンカメ<BAC>、シティグループ<C>など金融セクターが総じて売りに押された。東京市場でも米国事業を手掛ける大手金融株にこの流れが波及している。

■ADプラズマ <6668>  1,790円  +300 円 (+20.1%) ストップ高   本日終値

アドテック プラズマ テクノロジー<6668>がストップ高。同社は半導体向けを主力に高周波プラズマ電源装置で業界トップシェアを誇り、世界的な半導体需給の逼迫を背景に収益成長を加速させている。13日取引終了後に発表した、22年8月期業績予想は売上高が前期比44%増の115億円、営業利益は同81%増の20億円を見込んでいる。売上高、営業利益ともに18年8月期に記録した過去最高を4期ぶりに更新する見通しで、これがポジティブサプライズとなった。

■サインポスト <3996>  1,523円  +233 円 (+18.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

サインポスト<3996>が続急騰。きょう10時に、JR東日本スタートアップ(東京都港区)との合弁会社TOUCH TO GOが、KDDI<9433>傘下のKDDI Open Innovation Fund3号から資金調達を実施したと発表。今回の出資を通じて、TOUCH TO GOはKDDIのアセットを活用して製品・サービスの付加価値向上を狙うとともに、非接触や無人決済に関する新たな購買体験の提供を目的とする連携を検討していく構えだ。

■東名 <4439>  1,290円  +99 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

東名<4439>が急反発し、年初来高値を更新した。13日の取引終了後、22年8月期の連結経常利益は前期比50.9%増の6億8200万円になりそうだと発表。併せて配当は前期比1円増の12円に増配する方針としており、これを好感する買いが入った。今期は主力のオフィス光119事業で販売チャネル増加を通じて光回線サービスの新規顧客獲得を進めるほか、オフィスソリューション事業では電力調達価格のリスク分散を図りながら電力小売販売に注力する方針だ。同時に発表した21年8月期の同利益は前の期比51.0%減の4億5200万円だった。電力サービスの方針転換による影響や電力取引価格の高騰、顧客獲得のための販管費増加が響いた。

■チームスピリット <4397>  804円  +55 円 (+7.3%)  本日終値

チームスピリット<4397>が急反発。13日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想を発表し、売上高を33億~33億5000万円(前期28億9600万円)、営業損益を2億円の赤字~1億5000万円の赤字(同1億6900万円)とした。営業赤字に転落する一方、増収基調は継続する見通しとなったことから、中長期の成長を期待した買いが入ったようだ。今期は、引き続き新規・追加ライセンス受注の最大化と解約率の低下に取り組むほか、製品開発や新規顧客獲得のための先行投資をこれまで以上に拡大させていく方針。

■ロボペイ <4374>  3,605円  +245 円 (+7.3%)  本日終値

ROBOT PAYMENT<4374>が急反発。同社は13日、請求管理ロボの「定期請求システム」に関する特許を取得したと発表。請求管理ロボは、これまでエクセルと手作業で行っていた請求・集金・消込・催促といった作業をすべて自動化し、請求業務の大幅削減を実現するクラウドサービス。今回取得した特許内容は、請求管理ロボのコンセプトでもある「請求から入金消込」の一連の業務を自動で行うことを特徴とした「定期請求」に関するものとなる。

■キョウデン <6881>  430円  +28 円 (+7.0%)  本日終値

キョウデン<6881>が大幅高。13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を506億円から545億円(前期比15.9%増)へ、営業利益を30億円から41億円(同73.3%増)へ、純利益を19億円から28億円(同6.4%増)へ上方修正したことが好感された。プリント配線基板の製造を中心とする電子事業で、国内の半導体製造装置、医療機器関連、5G関連通信機器関連、IoT関連機器、パワー半導体関連などの受注が好調に推移しているほか、次世代技術案件の取り込みにより、第3四半期以降も堅調に推移する見通し。また、継続して取り組んでいるタクト改善及び省人化・ロボット化をベースとした生産効率の改善と、下期に予定している設備投資による更なる効率改善が見込まれることも寄与する。

●ストップ高銘柄

光陽社 <7946>  2,626円  +500 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値

グローバルウェイ <3936>  4,110円  +700 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

倉庫精練 <3578>  635円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

川崎地質 <4673>  5,640円  -1,000 円 (-15.1%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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