東京株式(大引け)=410円高、主力ハイテク買われ先物主導で急反発

市況
2021年10月14日 15時45分

14日の東京株式市場は、主力株を中心に買い戻し優勢の展開となり、日経平均株価は先物主導で急反発となった。前日の米株市場でのハイテク株高に追随した。

大引けの日経平均株価は前営業日比410円65銭高の2万8550円93銭と3日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は11億5266万株、売買代金概算は2兆5647億円。値上がり銘柄数は1048、対して値下がり銘柄数は1037、変わらずは98銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方は日経平均が100円あまりの上昇でスタートしたが、その後は上げ幅を漸次拡大する形となり、後場一段高で結局400円を超える上昇をみせた。前日の米国株市場では9月の消費者物価指数の発表を受け過度なインフレ警戒感が後退、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日ぶりに切り返した。これを好感する形で東京市場でも半導体関連などハイテク主力銘柄を中心に上値を追う形となった。きょう午後に衆院が解散され、31日の投開票に向け選挙期間中は高いとの思惑も買いを助長した。また、アジア株市場が全面高に買われたことも市場心理を強気に傾けた。ただ、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000に乗せるなど拮抗、TOPIXは13ポイントの上昇にとどまった。売買代金も盛り上がりを欠いている。

個別では、東京エレクトロン<8035>が売買代金を膨らませ大幅高、ファーストリテイリング<9983>も高い。任天堂<7974>が値を上げキーエンス<6861>も堅調。日本電産<6594>が頑強、ソニーグループ<6758>も買いが優勢だった。リクルートホールディングス<6098>も高い。サインポスト<3996>が値上がり率トップに買われ、サイゼリヤ<7581>、ローツェ<6323>も大幅高。新日本電工<5563>が活況高、吉野家ホールディングス<9861>も物色人気となった。

半面、売買代金トップの日本郵船<9101>や、商船三井<9104>などが軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押されたほか、第一生命ホールディングス<8750>なども安い。日本航空<9201>も冴えない。セラク<6199>が急落、前澤工業<6489>、ベルシステム24ホールディングス<6183>などの下落も目立つ。オリエントコーポレーション<8585>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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