【市場反応】米10月ミシガン大消費者信頼感指数は予想外に低下、失望感にドル買い後退

市況
2021年10月15日 23時28分

米10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は71.4となった。9月72.8から上昇予想に反し低下した。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注視している同指数の1年期待インフレ率速報値は4.8%と、9月4.6%から上昇。2008年8月以降ほぼ13年ぶり高水準となった。一方、同指数の5-10年期待インフレ率速報値は2.8%と、9月3.0%から低下。7月来で最低で、FRBの見通し通り中期期待インフレの安定が示された。

同時刻に米商務省が発表した8月企業在庫は前月比+0.6%と、予想に一致。7月分は+0.6%へ、+0.5%から上方修正された。売上高は前月比-0.1%に落ち込んだ。

消費者信頼感指数の低下に米国債相場は下げ止まり。10年債利回りは1.57%から1.56%へ低下。失望感からドル買いも一段落した。ドル・円は小売売上高発表後に付けた高値114円46銭から114円37銭へ弱含み推移。ユーロ・ドルは1.1595ドル前後で下げ止まった。

【経済指標】

・米・8月企業在庫:前月比+0.6%(予想:+0.6%、7月:+0.6%←+0.5%)

・米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:71.4(予想:73.1、9月:72.8)

・米・10月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.8%(9月:4.6%)

・米・10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.8%(9月:3.0%)

《KY》

提供:フィスコ

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