東京株式(寄り付き)=買い先行、ナスダック高と円安が追い風
19日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比91円高の2万9117円と反発。
前日の米国株市場では景気敏感株中心に軟調なものが目立ちNYダウが小幅ながらマイナス圏で着地、後半下げ渋ったものの朝方は下げがきつかった。これを受けて東京市場でも買い手控えムードが強まりやすいが、外国為替市場で1ドル=114円台前半の推移とドル高・円安トレンドにあることは半導体関連や電子部品など輸出セクターに追い風となる。米株市場でハイテク株比率が高いナスダック総合指数が4日続伸していることもポジティブ材料。ただ、前日発表された中国の7~9月期GDPが5%を下回ったことが欧米株市場でも警戒されている。恒大集団の資金繰り問題も懸念されるなか、東京市場でも中国関連に位置する銘柄群には売り圧力が生じやすい。