前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■TKP <3479> 1,867円 (-74円、-3.8%)
ティーケーピー <3479> [東証M]が大幅続落。SBI証券は18日、投資判断「買い」を継続した一方で、22年2月期から24年2月期までの営業利益予想を下方修正し、目標株価を3570円から3100円へ引き下げたことが嫌気された。SBIでは、上期(3-8月)は傘下の日本リージャスが展開するレンタルオフィスの稼働率低下により5億円の営業損失(前年同期比では15億円改善)となったが、貸会議室の坪あたり売上高の回復などによって、第2四半期(6-8月)は営業黒字に転換していると注目。コロナ禍の影響による回復遅れから22年2月期以降の業績予想を引き下げるものの、24年2月期には会社基準EBITDA(のれん償却費などを含む)が20年2月期の過去最高益水準に回復すると予想している。
■JBR <2453> 1,106円 (-43円、-3.7%)
ジャパンベストレスキューシステム <2453> が大幅反落。18日の取引終了後、集計中の21年9月期連結業績予想について、売上高が145億円から134億6000万円(前の期比11.6%増)へ、営業利益が16億5000万円から14億円(同2.3%増)へ、純利益が11億円から5000万円(同95.0%減)へ下振れて着地したようだと発表。アクトコールとTSUNAGUの子会社化に伴い、取得価額及び計上されるのれん評価額の差額9億9500万円を減損損失として計上したためという。また、あわせて期末配当予想を8円から9円とした。
■SUBARU <7270> 2,294.5円 (-51円、-2.2%)
SUBARU <7270> が反落。19日付の日本経済新聞朝刊で、「10月の国内生産で、当初計画から4割減産する見通しであることが分かった」と報じられており、これが弱材料視されたようだ。記事によると、世界的な半導体の供給不足や、新型コロナウイルス禍で東南アジアからの部品調達に支障が出ていることが影響したとあり、11月も当初計画から2割程度減産する見込みだという。ただ、株価は前日18日まで8日続伸しており、利益確定売りの側面も強いようだ。
※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース