株価指数先物【引け後コメント】 BofAが売りに転じる一方、Cスイスによるショートカバーは継続

市況
2021年10月25日 17時44分

大阪12月限

日経225先物 28620 -250 (-0.86%)

TOPIX先物 1996.0 -8.0 (-0.39%)

日経225先物(12月限)は前日比250円安の2万8620円で取引を終了。寄り付きは2万8460円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8730円)を大きく下回って始まり、一時2万8370円まで下げ幅を拡大する場面がみられた。売り一巡後は2万8670円とナイトセッションの終値(2万8690円)水準まで下げ渋るが、戻りは鈍く、後場は概ね2万8530円~2万8660円水準での保ち合いが続いた。

前週末の米国市場の流れから、ハイテク株を中心とした売り優勢の展開は想定されていたものの、衆院選の前哨戦とされた参院補選の結果を受けた売り仕掛け的な売買も入ったようであり、ややイレギュラー的な下落となった。ただし、日経平均型を中心としたショートの動きも前場半ばまでで一巡し、その後は保ち合いが継続した。

また、イレギュラー的な下落で始まったとはいえ、水準としては75日移動平均線を支持線、25日線を上値抵抗線としたレンジ推移であった。そのほか、NT倍率は先物中心限月で一時14.26倍まで低下する場面があったものの、前場半ば以降はリバランスの動きをみせており、14.33倍で終えた。

引き続き本格化する決算発表のほか、31日の衆院選を控え、積極的にはポジションを傾けづらい需給状況であろう。なお、日本郵政<6178>の売り出し価格が決定したことから、引き受けに向けたリバランスの売買やヘッジ対応の動きなどは、いったん落ち着くことになりそうだ。

手口面では、日経225先物は野村が1430枚、シティが800枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1110枚、JPモルガンが510枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが1010枚、JPモルガンが980枚、ゴールドマンが880枚、SBIが660枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1180枚、クレディスイスが1130枚、ソジェンが660枚程度の買い越しだった。足元で買い越し基調が続いていたBofAが売り越した半面、クレディスイスによるショートカバーの動きが継続している。

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