冶金工が大幅続伸、「都市鉱山」由来ニッケルを増産と報じられる
日本冶金工業<5480>が続伸している。きょう付の日刊工業新聞で、「『都市鉱山』のリサイクル原料を使うニッケル生産量を月400トンへと現状比倍増する方針だ」と報じられており、これが好材料視されている。
記事によると、リサイクル原料はステンレス鋼向けに自社製錬するニッケルの4割強を占めるが、将来は100%を目指すという。原料の6割弱を担う輸入鉱石の調達リスクを回避するのが狙いで、大江山製造所(京都府宮津市)の保管施設や自動破砕機を22年度までに整備するほか、不純物除去技術も確立するとしている。