SGHDは朝高もマイナスに転じる、22年3月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感
SGホールディングス<9143>は朝高スタートもマイナスに転じている。10月29日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆3450億円から1兆4500億円(前期比10.5%増)へ、営業利益を1140億円から1250億円(同22.9%増)へ、純利益を790億円から850億円(同14.3%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各19円の年38円としていた配当予想を中間20円・期末21円の年41円にすると発表したが、目先の材料出尽くしと見た売りが出ているようだ。
上期においてデリバリー事業における宅配便の取扱個数が、前年同期からの反動減はあったものの、営業活動などの成果により微増となったことに加えて、ロジスティクス事業では、世界的に海上コンテナが不足するなか海上及び航空コンテナのスペースを確保し、既存・新規顧客の旺盛な需要を取り込むことで好調を維持したことが要因としている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高7260億5400万円(前年同期比14.4%増)、営業利益588億5600万円(同12.1%増)、純利益398億2500万円(同6.8%増)だった。