「半導体製造装置」が9位、SOX指数躍進で見直し機運本格化<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が9位となっている。
世界的な半導体需給の逼迫を背景に、多岐にわたる産業にサプライチェーン問題による供給不全が顕在化している。韓国サムスン電子や台湾のTSMC<TSM>などの大手半導体メーカーが競うように生産能力の増強投資を行っている。その担い手となるのが、半導体製造装置メーカーで日本企業が世界的にもシェア上位を占めている。
半導体の国際団体であるSEMIによると2022年の半導体製造装置の世界販売額は日本円にして11兆円を上回り、過去最高を更新する見通しだ。そうしたなか、米国ではインテル<INTC>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>、エヌビディア<NVDA>、ザイリンクス<XLNX>、マイクロン・テクノロジー<MU>など半導体セクターの主力銘柄が軒並み上値を指向し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は連日で過去最高値を更新している。
東京株式市場でも半導体製造装置関連の株価が総じて出直り歩調にある。国内トップメーカーでシンボルストック的位置づけにある東京エレクトロン<8035>はきょうで10連騰となり連日の上場来高値を更新、マスクブランクス検査装置を独占供給するレーザーテック<6920>、半導体テスター世界屈指のアドバンテスト<6857>、半導体切断・研削装置で世界トップシェアのディスコ<6146>、半導体ウエハー洗浄装置で断トツの競争力を誇るSCREENホールディングス<7735>などが買い直される展開。このほか、ローツェ<6323>や野村マイクロ・サイエンス<6254>、マルマエ<6264>なども注目される。