「宇宙開発関連」が12位、米国を筆頭に世界的な開発競争加速<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が12位となっている。
9日、固体燃料ロケット「イプシロン」5号機の打ち上げが成功した。このロケットには宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進める実証プログラムに選ばれた企業や大学、研究機関の小型衛星が搭載されており、その中には三菱重工業<7011>の赤外線カメラを用いた衛星や川崎重工業<7012>のデブリ除去技術の実証に向けた衛星などがある。
世界的に宇宙開発の分野では、米国を筆頭に中国、ロシアなどが先行している。特に米国は開発を巡る動きが活発化しており、7月に米アマゾン・ドット・コム<AMZN>創業者のジェフ・ベゾス氏が率いるブルーオリジンと、米ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス<SPCE>の2社がそれぞれ有人宇宙飛行を実施したほか、直近ではアマゾンが2022年までに人工衛星を打ち上げる計画を明らかにしている。また、米国への対抗姿勢をみせる中国は10月16日に有人宇宙船の打ち上げを実施、来年末の完成を目指す独自の宇宙ステーション「天宮」の建設を積極化させている。こうしたなか、国内でも政府の後押しに加え、ここ民間企業の取り組みも相次いでおり、マーケットでの宇宙開発関連株に対する関心は高い。
主な銘柄としては、三菱重や川重、IHI<7013>、ニコン<7731>をはじめ、スカパーJSATホールディングス<9412>、高砂熱学工業<1969>、DMG森精機<6141>、日立造船<7004>など。このほか、シグマ光機<7713>、アイネット<9600>、コア<2359>に加え、さくらインターネット<3778>、大日光・エンジニアリング<6635>、日東製網<3524>、INCLUSIVE<7078>などが挙げられる。