トヨタは6連騰、1ドル=115円接近で円安メリット意識
トヨタ自動車<7203>が堅調な値動きで6連騰。米国では経済回復期待を背景に長期金利の上昇傾向が顕著で、前日の米10年債利回りが1.6%台半ばまで上昇、これを受けて外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発、足もとで1ドル=114円90銭近辺での推移となっている。輸出セクターにとっては為替差益が発生するとの思惑から株価にポジティブ材料となるが、特に為替感応度の高い自動車株には追い風材料となる。トヨタは22年3月期通期想定為替レートを直近で1ドル=110円に修正したが、それでも実勢は5円近い円安に振れており、円安による収益メリットが買い手掛かりとなっている。