【↓】日経平均 大引け| 続落、米株安受けリスク回避の売りが優勢 (11月18日)

市況
2021年11月18日 18時54分

日経平均株価

始値  29597.93

高値  29715.95(14:16)

安値  29402.57(11:23)

大引け 29598.66(前日比 -89.67 、 -0.30% )

売買高  12億2040万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆8167億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は続落、米株安受けリスク回避の売り

2.香港株市場をはじめアジア株安が見送りムード助長

3.日経平均の下げ幅は一時280円超もその後下げ渋る

4.後場は経済対策の規模を巡る報道を受け一時プラ転

5.結局マイナスも売買代金は2兆8000億円台と増勢に

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比211ドル安と反落した。インフレ懸念が高まるなか利益確定売りが先行。クレジットカードのビザ<V>が大幅安となり指数を押し下げた。

東京市場では、リスク回避の売りが優勢となり、日経平均は続落した。ただ、後場は下げ渋り一時プラス圏に浮上する場面もあった。

18日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことを受け、リスク回避の流れに傾いた。香港株市場が目立った下げをみせたほか、その他アジア株市場が総じて冴えない動きとなったことで見送りムードを助長し、日経平均の下げ幅は一時280円強に広がった。後場も前半は安値圏で売り物をこなす展開だったが、午後2時過ぎに先物を絡め日経平均は急速に水準を戻し、一時上昇に転じる場面があった。政府が19日に閣議決定する経済対策規模が当初見通しから上振れし56兆円規模となったとの報道を巡り、先物へのショートカバーなどが全体相場に浮揚力を与えた。ただ、その後は買いが続かず、再びマイナス圏に沈んだ。東証1部の売買代金は2兆8000億円台と増勢。

個別では、レーザーテック<6920>がきょうも売買代金トップをこなすなか株価は軟調、東京エレクトロン<8035>も売りに押された。ソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983>も安い。エーザイ<4523>が大きく売られたほか、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も軟調。エイチーム<3662>が急落、トリドールホールディングス<3397>の下げも目立った。

半面、リクルートホールディングス<6098>が商いを伴い高く、ソニーグループ<6758>も堅調。キーエンス<6861>、HOYA<7741>、村田製作所<6981>などがしっかり。サイバーエージェント<4751>が急伸、OKK<6205>、メガチップス<6875>はストップ高に買われた。日本電気硝子<5214>が物色人気となり大幅高、木村化工機<6378>も値を飛ばした。ワコム<6727>、クロスキャット<2307>なども上昇した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762> 、リクルート <6098> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、塩野義 <4507> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、エーザイ <4523> 、アドテスト <6857> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約121円。

東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)ガラス土石製品、(2)サービス業、(3)その他製品、(4)機械、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)石油石炭製品、(4)ゴム製品、(5)医薬品。

■個別材料株

△nms <2162> [JQ]

「外国人の在留資格『特定技能』を無制限にする方針」との報道。

△総医研HD <2385> [東証M]

化粧品事業における中国企業との資本・業務提携。

△GW <3936> [東証M]

12月3日を基準日に1→2の株式分割実施を発表。

△リアルワルド <3691> [東証M]

レシートキャンペーンクラウドのウィナスと提携。

△ロボペイ <4374> [東証M]

エプソン販売と販売パートナー契約を締結。

△フリークHD <6094> [東証M]

持ち分法適用関連会社ZEALSが東証から上場承認。

△OKK <6205>

日本電産 <6594> による子会社化を材料視。

△木村化 <6378>

CO2排出ゼロ目指す排熱利用によるオール電化システム開発。

△メガチップス <6875>

22年3月期最終利益予想の上方修正と自社株買いを好感。

△関西スーパ <9919>

オーケーがTOB再提案の方針。

▼JTOWER <4485> [東証M]

SMBC日興証券が投資評価を引き下げ。

▼アスタリスク <6522> [東証M]

東証と日証金が信用取引に関する臨時措置を強化。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)OKK <6205> 、(2)メガチップス <6875> 、(3)理計器 <7734> 、(4)レアジョブ <6096> 、(5)木村化 <6378> 、(6)アゴーラHG <9704> 、(7)日電硝 <5214> 、(8)関西スーパ <9919> 、(9)サイバー <4751> 、(10)ファインデ <3649>

値下がり率上位10傑は(1)エイチーム <3662> 、(2)エーザイ <4523> 、(3)トリドール <3397> 、(4)ナルミヤ <9275> 、(5)古河池 <6937> 、(6)川崎汽 <9107> 、(7)INPEX <1605> 、(8)クロスマーケ <3675> 、(9)オロ <3983> 、(10)フロンティM <7038>

【大引け】

日経平均は前日比89.67円(0.30%)安の2万9598.66円。TOPIXは前日比2.82(0.14%)安の2035.52。出来高は概算で12億2040万株。東証1部の値上がり銘柄数は770、値下がり銘柄数は1314となった。日経ジャスダック平均は4015.07円(12.08円安)。

[2021年11月18日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.