横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (14) 株の売り時を分析できるグランビルの法則(下)

特集
2021年11月22日 11時40分

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆シンプルながら奥の深いグランビルの法則

株探のトップページの右カラムにある「【国内】指標」の枠内にある、上から5番目の「東証マザーズ」の項目をクリックしてください(図1)。東証マザーズ指数の基本ページが表示されますので、「チャート」をクリックして「多機能チャート」を表示させましょう。

●図1 株探トップページ 【国内】指標

【タイトル】

前回、説明したように、ここでは時間軸の短い「日足チャート」を用います。中長期投資を心掛けているので、週足や月足チャートでよいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、売買のタイミングが悪いと取れるはずの利益をみすみす逃してしまう可能性もありますので、中長期投資であってもできるだけ短期のチャートを活用して、利益を維持できるようなタイミングで買い、そして売るように心掛けたいものです。

チャートの基本的な見方などについては、「ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (7)有望株の選別はチャートがキモ! チャートは株価分析の要! キラリと光る値上がり銘柄を探そう」を参考にしてください。

前回と同様に、チャート上の設定項目から「指標 エリア1」欄にある「25日線・75日線・200日線」のボタンを選択してください(図2)。チャート上にローソク足のほか、緑色(25日)と赤色(75日)と青色(200日)の3本の移動平均線が表示されます。「グランビルの法則」では、このうち青色の200日移動平均線に着目して売買タイミングを分析します。

●図2 東証マザーズ指数 多機能チャート(25日、75日、200日移動平均線)

【タイトル】

株価は移動平均線に引き寄せられる習性があります。グランビルの法則は、株価と移動平均線との位置関係から売買タイミングの分析を行います。テクニカル分析としては極めてシンプルですが、それだけに奥の深い手法であるといえるかもしれません。グランビルの法則は、「買いの法則」と「売りの法則」でそれぞれ4つ、合計で8つの法則があります。

買いの法則については前回の「『令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術』― (13)株の買い時を分析できるグランビルの法則(上)」をご覧ください。

次ページ: 株式投資で最も難しいのは売りのタイミング

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