東京株式(前引け)=反落、欧米株軟調で買い手控え
22日前引けの日経平均株価は前営業日比67円92銭安の2万9677円95銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億4403万株、売買代金概算は1兆1857億円。値上がり銘柄数は857、値下がり銘柄数は1202、変わらずは121銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は軟調。前週末の欧州株市場が軒並み安に売られたほか、米国株市場でもNYダウが下値模索の動きを続けており、これを受けて総じてリスク回避の売りが優勢に。欧州で新型コロナウイルスの感染拡大が顕著で経済活動への影響が再び懸念されている。前場の値下がり銘柄数は1200を上回った。ただ、下値では押し目買い需要も観測され日経平均の下げ幅は70円弱にとどまっている。
個別では武田薬品工業<4502>が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。INPEX<1605>が大幅安、日本航空<9201>も軟調。国際紙パルプ商事<9274>、ディア・ライフ<3245>が急落、日本電波工業<6779>、フィックスターズ<3687>などが大きく利食われた。神戸物産<3038>も安い。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が堅調、日本郵船<9101>など海運株も高い。塩野義製薬<4507>も買いが優勢。ベイカレント・コンサルティング<6532>も上昇した。OKK<6205>は400円高のストップ高。アグレ都市デザイン<3467>、イソライト工業<5358>なども値を飛ばした。