東京株式（前引け）＝反落、前場終盤に先物主導で一段安
２４日前引けの日経平均株価は前営業日比３３７円３８銭安の２万９４３６円７３銭と大幅反落。前場の東証１部の売買高概算は６億３６３０万株、売買代金概算は１兆４１３７億円。値上がり銘柄数は７１０、対して値下がり銘柄数は１３４３、変わらずは１２３銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から買い手控えムードのなか、日経平均は反落して始まったが、その後も主力株中心に売り物に押される動きで次第安の展開を強いられた。午前１１時過ぎあたりから、先物主導で一段安となり日経平均の下げ幅は３４０円前後まで広がった。前日の米国株市場は主要株指数が高安まちまちの展開だったが、米長期金利の上昇を背景にハイテク株に売りが優勢で、その流れが東京市場にも波及した。前場終盤になって先物主導の売り仕掛けが入る格好となった。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など安く、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。ベイカレント・コンサルティング<6532>が大幅安。ソニーグループ<6758>も売りに押された。ＳＨＩＦＴ<3697>が急落、ＴＯＷＡ<6315>が利食われ、ペプチドリーム<4587>も大幅安。半面、トヨタ自動車<7203>がしっかり、三井物産<8031>も買いが優勢。クックパッド<2193>が大幅高に買われ、ＪＵＫＩ<6440>、三菱自動車工業<7211>、三井松島ホールディングス<1518>なども高い。
