東洋電がストップ高人気、循環型波力揚水発電の実用化報道で投資マネー集中
東洋電機製造<6505>が急速人気化、前日比150円高はストップ高となる1148円でカイ気配に張り付いている。鉄道車両用を中心とした重電メーカーで、コロナ禍で業績面も厳しい状況にあったが22年5月期は売上高・営業利益ともに底入れに転じる見込み。きょうは朝方から大口の買い注文が入りマドを開けて値を飛ばしているが、市場では「一部メディアが、同社が慶大発のベンチャーなどと来年夏をめどに循環型の波力揚水発電を実用化すると伝えたことが物色人気の背景となった。これまで業績面の厳しさから下値模索が続いていたが、実需売りのニーズは枯れた状態。有配企業にしてPBR0.4倍台は材料不在でも水準訂正余地がある」(準大手証券ストラテジスト)としていた。