サインポスト Research Memo(6):2022年月期通期業績予想を下方修正したが前期比では損失縮小

特集
2021年11月25日 15時16分

■今後の見通し

1. 2022年2月期通期業績予想の概要

サインポスト<3996>の2022年2月期通期業績(非連結)予想は下方修正(2021年10月12日付)して、売上高が前期比0.6%増の2,050百万円、営業損失が460百万円(前期は596百万円の損失)、経常損失が465百万円(同611百万円の損失)、当期純損失が360百万円(同786百万円の損失)としている。なお特別損失に、ソリューション事業において開発するソフトウェア、及び共用資産(建物、一部のソフトウェア等)に係る減損損失110百万円を計上(第2四半期に計上済み)する。

第2四半期累計の進捗、及び進行中のプロジェクトの計画、及び営業活動の状況を踏まえて、従来予想に対して売上高を120百万円、営業利益を225百万円、経常利益を227百万円、当期純利益を102百万円、それぞれ下方修正した。売上高が従来予想を下回ることに加えて、中途採用者の増加に伴う人件費や人材採用費の増加も影響する。ただし前期比では各利益の損失幅が縮小する見込みだ。

2. セグメント別の売上高計画

セグメント別の売上高計画は以下の通りである。コンサルティング事業は前期比1.5%増の1,950百万円、ソリューション事業は同22.5%減の87百万円、イノベーション事業は同265.6%増の13百万円としている。従来予想との比較では、コンサルティング事業を50百万円、ソリューション事業を33百万円、イノベーション事業を37百万円、それぞれ下方修正した。

なお下期の重点施策として、イノベーション事業において2021年秋からコンパクトPOSセルフレジ「EZレジ」と書籍専用セルフレジ「ワンダーレジ-BOOK」の提供を開始するなど、イノベーション事業の成長加速に向けて経営資源を投下する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《ST》

提供:フィスコ

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