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米国株
2021年11月29日 15時16分
注目

話題株ピックアップ【夕刊】(1):シンプレクス、レーザーテク、エムスリー

■VIX短先物 <1552>  2,164円  +149 円 (+7.4%)  本日終値

国際のETF VIX短期先物指数<1552>が前週末に比べ7%超高と大幅続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。26日の米VIX指数は前日に比べ10.04(54.04%)ポイント高の28.62と急伸。警戒ラインとなる20を約1カ月半ぶりに上回った。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株に対する警戒感が膨らみ、NYダウが同日に今年最大の下落を記録するなど、経済への影響が警戒された。これを受け、この日の東京市場ではVIX短先物が上昇している。

■シンプレクス <4373>  2,829円  +174 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

シンプレクス・ホールディングス<4373>が急反発し一時、前週末比315円(11.9%)高の2970円に買われた。SMBC日興証券が26日付で投資評価「1」、目標株価3700円で新たにカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券によると、21年4月にDX特化コンサルティングファームを設立しており、立ち上がりは順調であると評価。今後は、DXコンサルティング事業の売上高成長に加えて、コンサルティングを起点として発掘したシステム開発需要を既存事業が取り込むことで、安定した高い利益成長を実現すると予想しており、高い成長性を評価している。

■レーザーテック <6920>  30,160円  +1,150 円 (+4.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

レーザーテック<6920>は既に1300億円を超える断トツの売買代金をこなし朝安から大幅高に切り返した。前週末の欧米株急落を受けて、朝方は半導体関連株も売りに押される展開にあったが、リオープン(経済再開)関連が売られる一方、ロング・ショート戦略で直近売り込まれていた半導体関連は買い戻しが優勢となった。市場では「米ナスダック先物が大きくプラス圏に切り返していることで、ハイテク系グロース株の象徴であるレーザーテックなどはショートカバーを助長した可能性がある」(中堅証券マーケットアナリスト)との見方も出ていた。

■メドピア <6095>  3,750円  +120 円 (+3.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

メドピア<6095>やMRT<6034>、メドレー<4480>が高い。南アフリカで発見された新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株が世界各国に広がっている。国内では同変異株の感染者は確認されていないものの、今夏にデルタ株による感染拡大が深刻化した経緯があるだけに、医療人材関連に位置づけられる銘柄群に思惑的な買いが入ったようだ。同関連銘柄はオンライン診療のテーマに属する銘柄も多く、この観点からも関心が高まったとみられる。

■エムスリー <2413>  6,300円  +189 円 (+3.1%)  本日終値

エムスリー<2413>は商いを伴い切り返しに転じた。医薬品情報サービスや医薬従事者向け会員制サイトなどを運営し、製薬マーケティング支援業務が絶好調で収益は大幅増収増益基調を続けている。ただ、米長期上昇を背景に米国株市場で高PERのグロース株に逆風が強まるなか、同社株もPERの高さが嫌気される形で一部海外投資家の売りを浴び、11月に入ってからも株価は調整色の強い展開を強いられていた。しかし、足もとでは新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が新たに確認されたことを受け、「景気敏感セクターのバリュー株を売ってグロース株を買い戻す、ロング・ショートの巻き戻し」(中堅証券マーケットアナリスト)が観測され、同社株もその流れに乗る形となった。

■任天堂 <7974>  51,340円  +1,490 円 (+3.0%)  本日終値

任天堂<7974>は反発。南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染拡大を受けて、巣ごもり消費拡大の思惑から買われたようだ。

■日本郵船 <9101>  7,550円  +180 円 (+2.4%)  本日終値

日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株がしっかり。東証1部33業種中、値上がり業種はわずか2業種にとどまったが、「海運」はそのひとつで上昇率首位。新型コロナの新たな変異種の発見で、世界経済への影響が警戒されているが、海運セクターは9月下旬から前倒し的な調整が進んでいた。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は今月18日を境に底入れから戻り歩調に転じていることも目先押し目買いや空売りの買い戻しを誘発する背景となった。

■小野薬品工業 <4528>  2,552.5円  +49.5 円 (+2.0%)  本日終値

小野薬品工業<4528>は3日続伸。同社は26日取引終了後、1100万株(発行済み株式総数に対する割合2.20%)もしくは300億円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表しており、材料視された。取得期間は21年11月29日から22年4月28日まで。また、これにより取得した全株式を22年6月30日に消却することもあわせて発表した。財務状況及び株価状況などを考慮し、資本効率の向上を図るとともに、総合的な株主還元策の一環として行うとしている。

■島津製作所 <7701>  4,805円  +45 円 (+1.0%)  本日終値

島津製作所<7701>が4日ぶりに反発。同社は午前11時50分ごろ、人工知能(AI)を用いて開発したアルゴリズムを搭載する、トリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS/MS)向けソフトウェア「Peakintelligence Ver.2.1」を開発し、12月下旬から国内外で発売すると発表しており、これを材料視した買いも入ったようだ。新製品は昨年7月に発売した「Peakintelligence Ver.2」の後継ソフトで、ソフトに搭載したAIアルゴリズムはLC-MS/MSによる測定結果の解析画面(クロマトグラム)に頻出するピークを自動で検出する。Ver.2で確立されたアルゴリズムをベースにユーザビリティの改良を行い、幅広い用途における動作確認を経たVer.2.1では「対応アプリケーション」の限定をなくしているとした。

■新日本科学 <2395>  1,734円  +10 円 (+0.6%)  本日終値

新日本科学<2395>は3日続伸。同社はきょうの寄り付き前に、水素分野におけるグローバルな連携や社会実装プロジェクトの提案、規制緩和などの政策提言をテーマとして活動する「水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)」に参画したと発表しており、材料視されたようだ。同協議会は業界横断的かつオープンな組織として水素社会の早期構築を目的に設立された団体。新日本科学は30年までに国内の自社事業活動における温室効果ガスの直接及び間接排出量において「カーボンニュートラル」実現を目指している。また、鹿児島県指宿市に保有する広大な敷地「メディポリス指宿」を活用して政府から純国産ベースロード電源として期待されている地熱発電事業を展開している。このような取り組みを進める中で、水素社会構築への課題解決に向けて積極的に協働するため、同協議会へ加入を決めたとしている。

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