概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、外部環境が多少改善

市況
2021年11月30日 9時59分

【ブラジル】ボベスパ指数 102814.00 +0.58%

29日のブラジル株式市場は、強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比589.70ポイント高(+0.58%)の102814.00で引けた。ボべスパ指数の92の構成銘柄では48が上昇、42が下落、変わらずは2で買いが優勢。外部環境が多少改善したことで押し目買いが入ったようだ。

【ロシア】MOEX指数 3879.54 +1.80%

29日のロシア株式市場は、堅調推移。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比68.56ポイント高(+1.80%)の3879.54で引けた。日中の取引レンジは、3846.12-3928.52。

原油価格の反発が好感されたようだ。

【インド】SENSEX指数 57260.58 +0.27%

29日のインドSENSEX指数は、小幅高。前日比153.43ポイント高(+0.27%)の57260.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同27.50ポイント高(+0.16%)の17053.95で取引を終えた。

30社株価指数SENSEXの構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0で売りが優勢。外部環境の悪化が警戒されており、上げ幅は縮小。戻り売りの興味が残されているようだ。

【中国本土】上海総合指数 3564.09 -0.04%

29日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比1.39ポイント安(-0.04%)の3562.70ポイントと小幅ながら3日続落した。

世界景気の回復鈍化が警戒される流れ。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)の感染例は、アフリカから英国、ドイツ、香港、オーストラリアなどにも拡大し、一部の国では渡航制限が強化されている。中国でも、北部地域などでウイルス感染が再拡大し、行動制限が強められている状況だ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。先週からの下げが急ピッチだったこともあり、自律反発狙いの買いなどが相場を下支えしている。

《CS》

提供:フィスコ

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