本日注目すべき【好決算】銘柄 パソナG、ファンクリG、JSB (30日大引け後 発表分)

注目
2021年12月1日 7時01分

30日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

パソナG <2168>   ★上期経常を一転11%増益に上方修正・最高益更新へ

◆22年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の85億円→120億円に41.2%上方修正。従来の21.7%減益予想から一転して10.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。企業やパブリックセクターからのBPOサービスの需要を継続的に獲得したうえ、人材派遣や人材紹介、再就職支援部門の業績が順調に推移したことが寄与。また、福利厚生事業で会員向けサービスの利用回復が後ろ倒しになったことも上振れの要因となる。

ファンクリG <3266> [JQ]  ★今期経常を2倍上方修正

◆21年11月期の連結経常利益を従来予想の1億円→2億円に2.0倍上方修正。増益率が3.3倍→6.7倍に拡大する見通しとなった。米カリフォルニア州における物件売却の遅れなどで売上高は計画を下回るものの、利益率の高いアセットマネジメント・フィーの計上や支払い金利の減少が寄与し、利益は上振れする。

JSB <3480>   ★前期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

◆21年10月期の連結経常利益を従来予想の47.2億円→52億円に10.0%上方修正。増益率が11.3%増→22.4%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は6月に続き、2回目。賃貸入居状況が想定を上回る水準で推移したことに加え、運営効率化によるコスト圧縮が進んだことが要因。また、緊急事態宣言の延長などを背景に、費用支出が抑制されたことも上振れにつながった。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前の期は34円)に増額修正した。

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