話題株ピックアップ【夕刊】(3):アクシージア、第一商品、鳥貴族HD

注目
2021年12月13日 15時25分

■アクシージア <4936>  980円  +97 円 (+11.0%)  本日終値

アクシージア<4936>は大幅反発。同社は10日取引終了後、22年7月期第1四半期(8~10月)連結営業利益は3億2100万円(前年同期比5.4%増)と発表した。第1四半期は国内が低調であったものの、越境ECを含めて中国国内が好調に推移した。なお、通期計画14億6600万円(前期比6.1%増)に対する進捗率は21.9%にとどまったが、同社では、業績はECイベントの影響で下期偏重型であるとしている。

■第一商品 <8746>  134円  +13 円 (+10.7%)  本日終値

第一商品<8746>が急反騰。同社は10日取引終了後、資本・業務提携先でクラウドファンディングサービスを展開するクラウドバンク(東京都港区)の株式を追加取得すると発表した。CB1号ファンドからの株式取得などによって、議決権割合を9.20%から9.82%に高める。これにより、クラウドバンクとの関係強化が図られるとした。あわせて、同社本社が入居しているオフィスビル「神泉プレイス」(東京都渋谷区)について、定期貸室賃貸借契約が満了する22年6月30日をもって退去することも発表した。主力事業であった商品先物取引業の廃止やテレワークの普及などに伴ってオフィス規模を見直すもので、22年3月期第3四半期から23年3月期第1四半期にかけて、原状回復に伴う費用として約3660万円の販売費及び一般管理費を計上する見込みとしている。

■鴨川グランドホテル <9695>  285円  +20 円 (+7.6%)  本日終値

鴨川グランドホテル<9695>が大幅高。10日の取引終了後、MBOの一環として、国内投資ファンドの日本産業推進機構傘下のNSSK-V(東京都港区)が、同社株に対してTOBを実施すると発表しており、一般株主を対象とする第2回TOBでの買付価格290円を意識した動きとなった。株式を非公開化しファンドの支援を得ることで、経営の立て直しを進めるのが狙い。TOBは2回に分けて行われ、第1回は鈴木社長らの保有株式を対象としTOB価格は120円。金融機関や一般株主を対象とする第2回のTOB価格は290円としている。第1回の買付期間は21年12月13日から22年1月14日まで。TOB成立後、鴨川グランドは所定の手続きを経て上場廃止となる予定。なお、この発表を受けて東京証券取引所は、同社株式を12月10日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■高千穂交易 <2676>  1,415円  +97 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

高千穂交易<2676>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末10日の取引終了後、未定としていた22年3月期の期末配当予想を38円(前年同期13円)にすると発表しており、これが好感された。業績の動向などを勘案して普通配当を23円にするほか、22年3月13日に創業70周年を迎えることから記念配当15円を実施する。なお、年間配当は50円(前期25円)になる予定だ。

■ニーズウェル <3992>  601円  +35 円 (+6.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

ニーズウェル<3992>が大幅反発。前週末10日の取引終了後、22年9月期の単独業績予想について、売上高を62億600万円から63億3000万円(前期比10.0%増)へ、営業利益を5億9700万円から6億3800万円(同10.1%増)へ、純利益を4億2700万円から4億5400万円(同7.9%増)へ上方修正したことが好感された。これまで取り組んできた業務提携などによる販路や受注の拡大により、業務系システム開発及びソリューション・ビジネスが好調に推移したことが要因。また、リモート開発体制の改善による生産性の向上と案件の増加なども寄与する。

■クロスキャット <2307>  1,649円  +62 円 (+3.9%)  本日終値

クロスキャット<2307>が3日ぶりに反発。インターネット上の個人データの活用・管理の支援に向けて、プライバシーテック分野におけるプロダクト開発・コンサルティングを行うPriv Tech(東京都港区)と協業を開始したと発表しており、これが好感された。今回の協業は、来年4月から対策が求められる「改正個人情報保護法」に対し、プライバシーに配慮した継続的なマーケティング活動の推進を支援するのが狙い。Priv Techが提供する個人データなどの利用同意管理プラットフォーム「Trust 360」とクロスキャットのデジタルトランスフォーメーション(DX)推進ノウハウを通じて、インターネットをビジネスに取り入れる全ての顧客のデータ活用とプライバシー保護の両立を支援するとしている。

■ケア21 <2373>  805円  +23 円 (+2.9%)  本日終値

ケア21<2373>が反発。前週末10日の取引終了後に発表した22年10月期連結業績予想で、売上高390億円(前期比7.3%増)、営業利益20億円(同32.7%増)、純利益9億5000万円(同1.4%増)と4期連続で営業最高益更新を見込み、年間配当を17円と実質増配を予定していることが好感された。在宅系介護事業セグメントで、より新規利用者獲得が見込めるエリアへの事業所移転を進めるほか、訪問介護サービスで、M&Aによる出店も含め、貪欲に出店を進め事業拡大の加速を図るとしている。なお、21年10月期決算は、売上高363億6100万円(前の期比7.0%増)、営業利益15億600万円(同12.5%増)、純利益9億3700万円(同33.0%増)だった。

■WOW WORLD <2352>  1,500円  +38 円 (+2.6%)  本日終値

WOW WORLD<2352>が反発。前週末10日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を7万株(発行済み株数の1.72%)、または1億円としており、取得期間は21年12月13日から22年1月31日まで。財務の健全性を確保しつつ、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を実行し資本効率の向上を図るためとしている。

■シャノン <3976>  1,477円  +23 円 (+1.6%)  本日終値

シャノン<3976>は3日ぶりに反発。正午ごろ、マーケティング支援システム「SHANON MARKETING PLATFORM」を使った「職域接種 予約・来場管理システム」が追加の職域接種にも対応したと発表しており、これが好材料視された。新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、厚生労働省は来年3月から開始予定の追加接種実施申し込みをきょうから受け付けるとしている。これを受けて、同社は事前の予約管理のみに機能を絞ったパックや、事前の予約から当日の来場管理まで、職域接種に必要な機能をそろえた基本パックを提供するとしている。

■鳥貴族ホールディングス <3193>  1,713円  +22 円 (+1.3%)  本日終値

鳥貴族ホールディングス<3193>は3日ぶりに反発。同社は10日取引終了後、22年7月期第1四半期(8~10月)連結営業損益は17億2500万円の赤字、純利益は8億1200万円だったと発表した。通期計画は新型コロナウイルス感染症に関する今後の動向が事業活動に大きな影響を及ぼし、業績を大きく左右する可能性があるとして、引き続き未定とした。また、21年7月期第3四半期から四半期連結財務諸表を作成しているため、前年との比較は記載されていない。東京都をはじめとする営業時間短縮、酒類提供自粛要請の影響を大きく受けた。営業損益は赤字での着地となったが、新型コロナウイルス感染症に伴う感染拡大防止協力金として約30億7500万円を「助成金収入」として営業外収益に計上したため、純利益では黒字を確保したとしている。

●ストップ高銘柄

Birdman <7063>  1,763円  +300 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

ANAP <3189>  482円  +80 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

東京ソワール <8040>  1,080円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

リアルワールド <3691>  1,118円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

フレクト <4414>  7,810円  +1,000 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

ブレインズテクノロジー <4075>  1,605円  -500 円 (-23.8%) ストップ安   本日終値

カラダノート <4014>  1,017円  -300 円 (-22.8%) ストップ安   本日終値

ランドネット <2991>  4,510円  -1,000 円 (-18.2%) ストップ安   本日終値

イトクロ <6049>  688円  -150 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値

霞ヶ関キャピタル <3498>  3,520円  -700 円 (-16.6%) ストップ安   本日終値

など、7銘柄

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