井筒屋が商いこなし需給相場の様相に、外資経由の空売り急増で買い戻しの思惑も
井筒屋<8260>が高水準の商いをこなし大幅高、一時50円高の467円まで駆け上がり、今月8日につけた449円の年初来高値を払拭し新高値に買われた。北九州を地盤とする百貨店で、新型コロナウイルスの影響を受けてはいるが、合理化努力で収益体質が改善、ここ最近は世界的に変異株であるオミクロン株の感染者が急増しているものの、日本国内では収束した状態が続いていることで、外部環境も改善している。ただ、足もとの急騰劇は株式需給面の影響が大きいとみられている。今月7日から日証金で貸株制限の規制が入っているが、一方で複数の外資系証券経由の空売り残が急増している状況にあり、踏み上げ相場の様相をみせている。