京急が5日続落、国内有力証券が目標株価を引き下げ
京浜急行電鉄<9006>が5日続落している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が13日付で、投資判断「アンダーウエート」を継続し、目標株価を1300円から1100円へ引き下げており、これが弱材料視されているようだ。
同証券では、20年3月期に711億円だった鉄道の営業費用を24年3月期で670億円に40億円削減する計画や不動産流動化による資金回収型ビジネスへの転換など、損益改善に向けた経営施策を評価。一方で、羽田空港線の需要回復の遅れやシナガワグース閉館などにより営業利益の回復が同業他社比で相対的に遅いと予想し、高輪3丁目計画に関わる設備投資の増加によるネガティブFCFの継続により、株主還元を含む資金使途の柔軟性が低いと指摘している。