話題株ピックアップ【夕刊】(3):Oak、ギフト、ブラス

注目
2021年12月16日 15時20分

■和心 <9271>  460円  +80 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

和心<9271>がストップ高。同社は15日取引終了後、食肉事業に新規参入することを決定し、新事業のための資金調達及び事業拡大の施策としてNATTY SWANKY<7674>と資本・業務提携を締結すると発表した。和心では食品事業部を立ち上げ、食肉卸売のプラットフォーマーとして業界の新たなエコシステムを構築することを目指す。NATTYが展開する「ダンダダン酒場」の仕入れの一部について、和心から仕入れを行うことで合意。また、「ダンダダン酒場」の仕入れで余剰分が生じた場合は和心が仕入れ、他社への卸売りを検討する。資本提携では、NATTYが和心に約2000万円の資本参加を予定しているとした。

■Oak キャピタル <3113>  98円  +17 円 (+21.0%) 一時ストップ高   本日終値

Oak キャピタル<3113>が3日ぶりに急反発。15日の取引終了後、金融決済事業を展開するユニヴァ・ペイキャスト(東京都港区)を株式交換により完全子会社化することで基本合意書を締結したと発表しており、これが好感された。ユニヴァ・ペイキャストはキャッシュレス決済ビジネスを展開するフィンテック企業。同社が扱う取引件数と年間決済額はそれぞれ約800万件、約1000億円に上る。また、Oakの代表取締役社長稲葉秀二氏が代表取締役を兼務している。今回の買収を通じてキャッシュレス決済ビジネスを取り込むことにより、金融ビジネスの業容拡大を図るとともに事業シナジーの創出による成長加速を狙う。

■アスカネット <2438>  774円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値

アスカネット<2438>はストップ高。同社はきょう正午ごろ、マクセル<6810>が開発した空間映像マンマシンインターフェイス「Advanced Floating Man-machine Interface(以下AFMI)」に、アスカネットの空中結像技術であるASKA3Dプレートが採用されたと発表した。AFMIはASKA3Dプレートを採用することで、従来の空間映像表示装置よりも高輝度かつ高精細な空中映像を表示できる。同製品は22年2月に量産を開始するとした。

■シイエヌエス <4076>  1,630円  +197 円 (+13.8%)  本日終値

シイエヌエス<4076>は急伸。15日の取引終了後、集計中の22年5月期第2四半期累計(21年6月~11月)連結業績について、売上高が25億9700万円から27億500万円へ、営業利益が1億9900万円から2億9600万円へ、純利益が1億5800万円から2億3200万円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。デジタル革新推進事業及びシステム基盤事業が好調に推移したことに加えて、自社若手エンジニアの即戦力化に伴う受注案件の増加や販管費の抑制が寄与した。なお、前年同期は上場前のため四半期連結財務諸表を作成せず前年同期との比較はない。

■LAホールディングス <2986>  2,159円  +249 円 (+13.0%)  本日終値

LAホールディングス<2986>は後場急伸。同社はきょう午後0時30分に、未定としていた21年12月期の年間配当予想を130円と開示した。前期は43円だったため、大幅な増配となる見通し。

■ギフト <9279>  2,954円  +300 円 (+11.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

ギフト<9279>は6日ぶり急反発。同社は15日取引終了後、22年10月期連結業績予想について、売上高170億円(前期比26.2%増)、営業利益17億円(同81.6%増)、純利益12億8000万円(同18.9%増)、年間配当25円(前期は20円)と開示した。既存店売上高は前期比14.4%増、コロナ禍前の19年10月期との比較でも1.0%増を目指すとし、出店は国内直営35店(純増31店)、海外直営1店、プロデュース48店を計画している。あわせて発表した21年10月期連結営業利益は9億3600万円(前の期比2.0倍)で、コロナ禍による営業時間短縮要請に伴う時短協力金、雇用調整助成金などを営業外収益として計上したため、純利益は10億7600万円(同9.6倍)となった。

■ブラス <2424>  777円  +63 円 (+8.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

ブラス<2424>が続急騰。15日の取引終了後、非開示だった22年7月期の経常利益(非連結)は前期比57.1%増の8億円になりそうだと発表。5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、これが好感された。同時に発表した第1四半期(8~10月)の同利益は7900万円だった。8月と9月は全国的な緊急事態宣言の発出により挙式・披露宴の延期が多数発生し大きく影響を受けたが、10月の施行件数は前年を上回る推移をみせ、平均単価も改善傾向となった。通期は新型コロナワクチンの接種率が上昇するなか、挙式・披露宴実施組数が回復する見通しだ。

■児玉化学工業 <4222>  403円  +30 円 (+8.0%)  本日終値

児玉化学工業<4222>が大幅高で400円台を回復。自動車部品や住宅関連向け中心にプラスチック加工品を手掛けている。足もとの業績は絶好調といってよく、22年3月期営業利益は前期比87%増の9億5000万円を見込むなど業績変化率が際立つ。PER5倍前後と株価指標面でも超割安圏にあり、見直し買いが急となっている。自動車軽量化に対応した商品戦略にも抜かりなく、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きは、同社にとって追い風となる。

■ナガホリ <8139>  280円  +20 円 (+7.7%)  本日終値

ナガホリ<8139>が急反発。15日取引終了後、東京証券取引所が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上とする)を解除すると発表。日本証券金融も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■パピレス <3641>  1,212円  +66 円 (+5.8%)  本日終値

パピレス<3641>は大幅続伸。15日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を30万株(発行済み株数の3.12%)、または5億円としており、取得期間は21年12月16日から22年3月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

●ストップ高銘柄

ステムリム <4599>  1,069円  +400 円 (+59.8%) ストップ高   本日終値

アミタホールディングス <2195>  14,570円  +3,000 円 (+25.9%) ストップ高   本日終値

ジオマテック <6907>  869円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

ANAP <3189>  466円  -100 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

coly <4175>  2,398円  -500 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値

フレクト <4414>  5,250円  -1,000 円 (-16.0%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

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