株価指数先物【引け後コメント】 日銀のコロナ対応縮小をきっかけにショートが入る
大阪3月限
日経225先物 28520 -480 (-1.65%)
TOPIX先物 1983.0 -27.5 (-1.36%)
日経225先物(3月限)は480円安の2万8520円で取引を終了。寄り付きは2万8750円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8745円)にサヤ寄せする格好で売り先行で始まった。その後、2万8860円まで下落幅を縮めたものの戻りは鈍く、反対に前場半ばにかけて大幅に軟化し、ランチタイムでは2万8700円水準での推移に。さらに日銀が金融政策決定会合でコロナ禍に対応した資金繰り支援策の縮小を決めたと伝わると、後場はこれを嫌気する形でショートが強まり、一時2万8440円まで下落幅を広げる場面も見られた。
米国市場と同様に、前日の反動といった形でリバランスの動きとなり、前引け時点では5日移動平均線を上回って推移していた。ただし、新型コロナ変異株(オミクロン株)の感染がこれから国内でも拡大すると懸念されるさなか、金融政策決定会合でコロナ対応の縮小を決めたことが売り仕掛けにつながったようだ。17日の米国では日本のメジャーSQ(特別清算指数算出)に当たるクアドルプル・ウィッチングとなるため、持ち高調整の動きが警戒されやすかったことも慎重にさせたようだ。
結局、日経225先物は前日の上昇部分を帳消しにする格好となり、2万8500円~2万9000円水準でのレンジを継続。17日の米国市場はクアドルプル・ウィッチングの影響により弱い値動きとなりそうだが、翌週からは市場参加者は限られるものの、需給状況は改善される。そのため2万8500円水準での底固めを意識しつつ、押し目狙いの動きも出てきそうである。
手口面では、日経225先物はゴールドマンが1590枚、JPモルガンが740枚、BofAが650枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが3330枚、ソジェンが940枚程度の買い越しだった。ABNアムロは前日の裁定買い(現物買い・先物売り)から、本日は裁定解消売りとなった。TOPIX先物はBofAが1350枚、UBSが740枚、ゴールドマンが740枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1050枚、クレディスイスが840枚程度の買い越しだった。
株探ニュース