東京株式(前引け)=先物主導で大幅続落、米株先物横目にリスク回避ムード
20日前引けの日経平均株価は前営業日比490円40銭安の2万8055円28銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は5億3719万株、売買代金概算は1兆1493億円。値上がり銘柄数は162、対して値下がり銘柄数は1981、変わらずは40銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りに押され、日経平均は先物主導で大きく水準を切り下げた。前日の米株安を受け買い手控えムードが漂うなか、米株価指数先物が軟調展開となるのを横目に主力株中心に売り込まれる銘柄が相次いだ。中国人民銀行の利下げ発表もマーケットのセンチメント改善につながっていない。東証1部全体の9割の銘柄が値を下げる全面安商状となっている。日経平均2万8000円大台ラインはかろうじてキープしている。
個別では売買代金トップレーザーテック<6920>や売買代金3位の東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の下げが目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探る展開に。ファーストリテイリング<9983>も軟調。井筒屋<8260>が急落、ラウンドワン<4680>も大きく下げた。半面、任天堂<7974>が堅調、エムスリー<2413>も小幅ながらプラス圏で推移。ミクニ<7247>が値を飛ばし、ペプチドリーム<4587>、ネットプロテクションズホールディングス<7383>も物色人気。