フィナHDがストップ高、公開価格大幅に下回り値頃感も 上場2日目
Finatextホールディングス<4419>がストップ高。同社は22日に東証マザーズに新規上場したが、初値は公開価格1290円を23.3%下回る990円だった。その後、ストップ安となる840円まで売り込まれて上場初日の取引を終えた。上場2日目のこの日は一転、買い人気となり値幅制限いっぱいの990円に値を上げている。株価は公開価格を大きく下回った水準にあることから、値頃感からの買いが入った様子だ。同社は証券・保険ビジネス向けクラウド基幹システムの提供などを手掛けている。上場時の資金吸収額は約230億円と大きく、今期業績は赤字予想であることなどが初値低迷の要因となった様子だ。市場では今後、公開価格を目指して値を上げることができるかが注目されている。