東京株式(前引け)=続伸、景気敏感株中心に買い優勢も商いは低調
23日前引けの日経平均株価は前営業日比89円25銭高の2万8651円46銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は3億9563万株、売買代金概算は9211億円。値上がり銘柄数は1350、対して値下がり銘柄数は713、変わらずは119銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力銘柄をはじめ上値を追う銘柄が多く、日経平均株価は続伸した。前日の欧米株が全面高に買われたことで、リスクを取る動きを後押しした。景気敏感株などを中心に東証1部全体の6割強の銘柄が上昇している。ただ、2万8000円台後半は戻り売り圧力も強く日経平均の上げ幅は限定的だった。海外投資家のクリスマス休暇に伴い売買代金は低調で1兆円台を下回っている。
個別ではレーザーテック<6920>が売買代金トップで大きく上昇、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運大手も高い。任天堂<7974>が上昇し、リクルートホールディングス<6098>、ソニーグループ<6758>なども値を上げた。ディー・エル・イー<3686>がストップ高となり、アステリア<3853>も急騰した。半面、日立製作所<6501>が安く、ファーストリテイリング<9983>も軟調。ペプチドリーム<4587>も売りに押された。エーザイ<4523>が急落、日水製薬<4550>なども安い。