東京株式(前引け)=反発、米株高好感も買い一巡後は上げ幅縮小
28日前引けの日経平均株価は前営業日比276円30銭高の2万8952円76銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億5799万株、売買代金概算は1兆754億円。値上がり銘柄数は1555、対して値下がり銘柄数は527、変わらずは101銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が大きく買い優勢の展開になったことを受けてリスク選好ムードが強まり、日経平均は反発となった。半導体主力株が買われたほか、機械株なども上昇し全体相場を押し上げる形となった。ただ、先物を絡めた買いが一巡すると目先筋の売りに上値が重くなった。日経平均は一時400円を超える上昇で2万9100円台まで上値を伸ばす場面があったが、その後上げ幅を縮小しフシ目の2万9000円台を割り込んだ水準で前引けを迎えている。値上がり銘柄数は全体の約70%を占め、売買代金は1兆円を上回った。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>と売買代金2位の東京エレクトロン<8035>がいずれも大きく上値を伸ばし上場来高値を更新したほか、ソニーグループ<6758>もしっかり。日立製作所<6501>、NTT<9432>なども堅調。井筒屋<8260>が大幅高で値上がり率トップとなり、アカツキ<3932>も値を飛ばした。半面、アウトソーシング<2427>が一時ストップ安に売り込まれる急落となったほか、タムラ製作所<6768>も利食われ反落となった。エーザイ<4523>も値を下げている。