株価指数先物【引け後コメント】 反落も後場は底堅い値動き、クレディスイスはショートカバーを継続
大阪3月限
日経225先物 28830 -110 (-0.38%)
TOPIX先物 1994.0 -3.0 (-0.15%)
日経225先物(3月限)は前日比110円安の2万8830円で取引を終了。寄り付きは2万8940円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8965円)を下回り、前日比変わらずで始まった。その後、2万9080円まで上げ幅を広げる場面が見られたものの、中国や香港市場の弱い動きが警戒されるなか、前場半ば辺りから軟化し、前引けにかけては一時2万8700円まで下落幅を広げた。ただし、売り一巡後はショートカバーにより下落幅を縮め、後場は2万8800円~2万8850円辺りでの小動きで推移。取引終了間際に2万9000円を回復する場面も見られたものの、2万8830円で取引を終えた。
28日の米国市場で半導体株が利食いに押されたことから、連日で最高値を更新していた東京エレクトロン<8035>など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷となった。また、中国恒大集団が28日にドル建て債2本の最初の利払い期限を迎えたことで、中国の不動産リスクへの警戒感が再燃。さらに、香港政府に批判的なネットメディアの幹部逮捕なども伝わっており、ショートのきっかけになったようだ。
ただし、日経225先物は一時2万8700円まで下落した後は、5日移動平均線が位置する2万8760円水準で下げ渋る動きを見せているため、ショートの動きは前場段階で一巡し、戻りは鈍いものの、後場はショートカバーが優勢だった。日経平均株価は反落ながらも東証1部の値上がり数は1500を超え、全体の7割を占めるなど押し目買い意欲の強さが窺えた。グローベックスの米株先物は小幅ながらもNYダウ先物、S&P500先物、ナスダック100先物いずれもプラス圏で推移している。
日経225先物は75日線が上値抵抗線として機能しているため、市場参加者が限られるなかで抵抗線突破は厳しそうだが、下値の堅さが意識される。積極的にはポジションを傾けてくる動きは限られるものの、本日のNTショートに対する巻き戻しが見られる可能性はありそうだ。
手口面では、日経225先物はJPモルガンが690枚、ゴールドマンが420枚、三菱UFJが420枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが810枚、ソジェンが570枚、クレディスイスが450枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが1530枚、ソジェンが630枚、モルガンSが410枚の売り越しに対して、みずほが1320枚、ゴールドマンが680枚、クレディスイスが490枚程度の買い越しだった。クレディスイスは連日で日経225先物、TOPIX先物のいずれも買い越している。
株探ニュース