10万円以下で買える、財務健全&低PER 28社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2022年1月14日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では702社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは14日現在)

なお、16日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名      金額   比率   PER

<1786> オリエン白石  23400   63.3   9.1

<5363> TYK     30200   67.2   7.4

<9412> スカパーJ   43600   63.4   9.8

<1921> 巴       48800   71.6   9.2

<4620> 藤倉化     49100   66.9   8.2

<5408> 中山鋼     49200   65.0   5.3

<7955> クリナップ   54300   63.6   8.7

<7347> マーキュリア  54900   82.1   9.4

<4215> タキロンCI  55200   61.1   9.8

<6489> 前沢工業    63800   63.0   6.4

<1934> ユアテック   66700   62.4   8.5

<5262> 日ヒュム    70700   71.0   8.6

<1384> ホクリヨウ   71200   61.1   7.1

<5951> ダイニチ工業  71800   89.1   7.4

<1967> ヤマト     72700   74.1   8.6

<7940> ウェーブHD  73300   60.1   8.6

<1879> 新日本建    78800   68.3   4.6

<3447> 信和      83200   65.3   8.3

<1930> 北陸電工    84600   75.9   7.9

<1942> 関電工     86400   63.7   8.7

<6785> 鈴木      88600   67.8   8.2

<4992> 北興化     88800   65.8   9.1

<9078> エスライン   89900   64.2   9.3

<5195> バンドー    90000   62.8   8.9

<3201> ニッケ     91400   62.9   9.6

<2924> イフジ産業   92400   62.4   9.1

<5121> 藤コンポ    92600   74.9   6.3

<3023> ラサ商事    97300   60.6   7.1

<1945> 東京エネシス  98600   68.4   9.9

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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