【市場反応】米・12月小売売上高、2月来で最大の下落率、ドル買い後退

市況
2022年1月14日 23時03分

商務省が発表した12月小売売上高は前月比-1.9%となった。伸びは11月+0.2%から7月来のマイナスに落ち込み2月来で最大の下落率となった。パンデミックの影響で年末商戦が前倒しで開始されたことやオミクロン変異株の流行が影響したと見られる。

変動の激しい自動車を除いた12月小売売上高は前月比-2.3%と、11月+0.1%から予想外のマイナス。2月来で最低となった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車や建材、給油・食品を除いたコントロールグループは前月比-3.1%と、やはり予想外の2カ月連続マイナスで2月来で最低。10-12月期のGDPの成長を抑制する。

同時刻に発表された米12月輸入物価指数は前月比-0.2%と、予想外に8月来のマイナスに落ち込んだ。

冴えない結果を受けて米国債相場は反発。10年債利回りは1.75%から1.708%まで低下。ドル・円は113円75銭から113円49銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1440-45ドルで伸び悩んだ。

【経済指標】

・米・12月小売売上高:前月比-1.9%(予想:-0.1%、11月:+0.2%←+0.3%)

・米・12月小売売上高(自動車除く):前月比-2.3%(予想:+0.1%、11月:+0.1%←+0.3%)

・米・12月輸入物価指数:前月比-0.2%(予想:+0.2%、11月:+0.7%)

《KY》

提供:フィスコ

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