本日注目すべき【好決算】銘柄 ベイカレント、SHIFT、パソナG (14日大引け後 発表分)

注目
2022年1月17日 7時01分

14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ベイカレント <6532>   ★今期最終を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も60円増額

◆22年2月期の最終利益(非連結)を従来予想の115億円→151億円に31.8%上方修正。増益率が14.8%増→51.4%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。デジタルトランスフォーメーション(DX)や事業戦略に関するプロジェクトの受注が順調に進み、売上高が計画を10.8%上回ることが利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の190円→250円(前期は170円)に大幅増額修正した。

パソナG <2168>   ★今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ

◆22年5月期の連結経常利益を従来予想の200億円→220億円に10.0%上方修正。従来の1.9%減益予想から一転して8.0%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。業務の生産性向上や働き方改革、業務のアウトソーシング化の推進など、引き続き拡大する企業やパブリックセクターからのBPOサービスの需要を取り込むことが収益を押し上げる。

柿安本店 <2294>   ★今期経常を37%上方修正・4期ぶり最高益、配当も25円増額

◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の23億円→31.5億円に37.0%上方修正。増益率が51.0%増→2.1倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。レストラン事業を中心とする不採算店の閉鎖や間接コストの見直しなどの事業構造改革が進み、採算が改善する。

併せて、業績好調による普通配当5円と創業150周年記念配当20円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の75円→100円(前期は75円)に大幅増額修正した。同時に、株主優待制度を廃止すると発表。

JINSHD <3046>   ★上期経常を2.1倍上方修正、通期も増額、配当も9円増額

◆22年8月期上期(9-2月)の連結経常利益を従来予想の10億円→20.6億円に2.1倍上方修正。緊急事態宣言などが解除され、国内アイウェア事業で想定以上に客足が回復するなか、広告宣伝費をはじめとする販管費の抑制することが利益を押し上げる。

併せて、通期の同利益を従来予想の59.5億円→70.1億円に17.8%上方修正。増益率が18.5%増→39.7%増に拡大する見通しとなった。

業績上振れに伴い、今期の上期配当を従来計画の8円→17円(前年同期は25円)に大幅増額修正。年間配当は54円になる。

ありがとうS <3177> [JQ]  ★今期経常を42%上方修正、配当も8円増額

◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→5.1億円に42.5%上方修正。増益率が8.5%増→54.5%増に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響がリユース事業、フードサービス事業ともに想定を下回ったことが要因。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の92円→100円(前期は90円)に増額修正した。

TSIHD <3608>   ★今期経常を2.4倍上方修正

◆22年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は62.3億円の黒字(前年同期は70.1億円の赤字)に浮上して着地。売上高は計画を若干下回ったものの、仕入れ・販売コストの抑制や正価販売の強化、販管費の削減が奏功し、採算は大きく改善した。また、保有有価証券の受取配当金や為替差益が増加したことも利益を押し上げた。

併せて、通期の同損益を従来予想の16億円の黒字→38億円の黒字(前期は103億円の赤字)に2.4倍上方修正した。

SHIFT <3697>   ★9-11月(1Q)経常は2.9倍増益、通期上方修正

◆22年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の21.6億円に急拡大して着地。主力のソフトウエアテストで注力業界の金融・流通に加え、製造業・通信業などの顧客に対するプロジェクトへの参画が進んだ。営業力の強化や積極採用、グループ会社の成長加速が寄与し、51.5%の大幅増収を達成した。エンジニア単価の継続的な上昇や徹底したプロジェクト管理も利益拡大につながった。

第1四半期の業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の57億円→65億円に14.0%上方修正。増益率が20.4%増→37.2%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

ノムラシス <3940>   ★前期経常を一転26%増益・最高益に上方修正、配当も1円増額

◆21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.7億円→4.9億円に33.2%上方修正。従来の5.1%減益予想から一転して26.3%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。利益率の高いプライム(元請け案件)で、既存取引先の追加開発案件を新規受注したことが収益を押し上げた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5.5円→6.5円(前の期は5.5円)に増額修正した。

セルム <7367> [JQ]  ★今期経常を23%上方修正・3期ぶり最高益更新へ

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円→6.8億円に23.1%上方修正。増益率が62.5%増→2.0倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。テレワーク普及に伴う働き方の変化や経営環境の複雑化を発端とする経営・組織課題に対し、早期に解決を志向する企業との取り組みが予想を上回るペースで増加していることが要因。

佐鳥電機 <7420>   ★今期経常を21%上方修正

◆22年5月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→20億円に21.2%上方修正。増益率が44.9%増→75.6%増に拡大する見通しとなった。テレワーク需要拡大による電子部品の販売や産業インフラ向け事業の拡大を背景に、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

SKジャパン <7608>   ★今期経常を43%上方修正、配当も1円増額

◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の3億円→4億3000万円に43.3%上方修正。増益率が30.4%増→87.0%増に拡大する見通しとなった。市場環境の改善を背景に、「たべっ子どうぶつ」「星のカービィ」などの定番キャラクターの受注が伸びる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の8円→9円(前期は8円)に増額修正した。

CSランバー <7808> [JQ]  ★今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比3.4倍の19.7億円に急拡大し、従来予想の15億円を上回って着地。ウッドショックの長期化や木材価格の高止まりを受けて、代替材の提案や適正利潤の確保に注力したことに加え、生産効率・配送効率の改善をさらに進めたことが奏功した。

併せて、通期の同利益を従来予想の23億円(予想レンジ中値)→33億円(同)に43.5%上方修正。増益率が71.3%増→2.5倍に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.