注目銘柄ダイジェスト(前場):スノーピーク、ベイカレント、CSランバーなど

市況
2022年1月17日 11時57分

スノーピーク<7816>:2424円(-596円)

大幅続落。先週末に発表の月次動向が売り材料視されているもよう。12月連結売上高は前年同月比19.3%増、2ケタ増基調は継続しているが、21年12月期に入ってからは最低の伸び率にまで鈍化する形に。日本は同6.7%増と1ケタの伸びにとどまっている。高い売上成長のピークアウトが意識される形のようだ。最近のグロース株売りの流れ波及にもつながっている。

SHIFT<3697>:19700円(+1920円)

大幅反発。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は19.5億円で前年同期比3.6倍となり、上半期予想は従来の24億円から30億円に、通期では57億円から63億円、前期比57.7%増に、それぞれ上方修正している。営業活動の強化による受注好調、戦略的な採用活動の推進や効率的な配員計画の実施による安定的な高稼働率が続いているもよう。高い成長性が改めて認識される形となり、押し目買いの動きが活発化する状況に。

ベイカレント<6532>:42200円(+6000円)

一時ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は153億円で前年同期比68.5%増益となり、通期予想を従来の160億円から210億円、前期比55.0%増に上方修正。年間配当金も従来計画の190円から250円に引き上げ、前期比80円の増配となる。DXや事業戦略に関するプロジェクトの受注が順調に推移、高付加価値案件の増加で収益性も向上のもよう。収益高成長持続確認で見直しの動きが強まる格好に。

フィルカンパニー<3267>:1566円 ウ -

ストップ安売り気配。先週末に21年11月期の決算を発表、営業利益は7.2億円で前期比5.6倍となり、従来計画の6.8億円を上回る着地になった。一方、22年11月期は1.4億円で同80.7%の大幅減益見通し、年間配当金も前期の10円から無配転落の見通しとしている。今後の事業拡大に向けて人材基盤及びデジタル基盤を中心に集中投資を行っていくもよう。予想外の収益大幅悪化見通しにネガティブサプライズが先行。

グレイス<6541>:311円 ウ -

ストップ安売り気配。1月17日まで延長承認を受けていた四半期報告書について、期限までに提出できない見込みになったと発表。東証では同社株式を監理銘柄(確認中)に指定。1月27日までに提出できなかった場合、整理銘柄に指定された後、上場廃止となる。また、特別調査委員会が把握している売上金額も公表、21年3月期単体売上高18.1億円のうち9.9億円は架空売上高であったとされている。

ミット<4016>:759円 カ -

ストップ高買い気配。10万株(1.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.85%。取得期間は17日から7月31日まで。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行することが目的。また、22年11月期の営業利益予想を前期比74.9%増の1.04億円と開示している。主力のシステムインテグレーションサービスで請負ビジネスの拡大などを推進する。

CSランバー<7808>:3745円(+405円)

大幅に続伸。22年5月期の営業利益を従来予想の22.50億-24.50億円から34.00億-35.50億円(前期実績14.08億円)に上方修正している。住宅の購入意欲が強く木材価格の高止まり傾向は続くと予想されることから、プレカット事業のセグメント利益が伸長する見込み。第2四半期累計(21年6-11月)は前年同期比227.5%増の19.95億円で着地した。「ウッドショック」の長期化を受けて代替材提案などに注力した結果、会社計画(15.30億円)を上回った。

メルカリ<4385>:4965円(+200円)

大幅に3日ぶり反発。新市場区分で最上位となるプライム市場への変更を東証に申請したと発表している。現時点では承認日は未定。変更申請が承認されるかどうかについても、メルカリは「何らかの理由で変更要件が満たされない際には認められない場合がある」と慎重な姿勢を示している。新市場区分移行日の4月4日については、同社はグロース市場に移行する予定となっている。メルカリは昨年10月にプライム市場への変更申請を準備すると開示していた。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.